「唐丸、おかえり」“鬼の子”と呼ばれた少年が“歌麿”になるまでの家族再生物語【NHK大河『べらぼう』第18回】
唐丸は“歌麿”として新たな人生を…
唐丸は蔦重に救われ、吉原にいたときに「唐丸として出直してえ」と思っていたと語っていました。しかし、過去は自分の一部であり、切り離そうともがいたり、忘れようとしたりしたところで、捨て去ることはできません。
唐丸は蔦重に身の上を語った上で、市右衛門(高橋克実)やふじ(飯島直子)の気遣いで、「勇助」として人別を初めて手にしました。

蔦重(横浜流星) 唐丸(染谷将太) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」 18話(5月11日放送)より(C)NHK

人別 18話(5月11日放送)より(C)NHK
さらに、蔦重から「歌麿」という画号を授けられました。「丸」ではなく、「麿」とすることで、公家の出だという噂が立ち、京のえれえ絵師の落とし胤(だね)として扱われ、お内裏に絵を描く日が訪れるという願いが込められています。かつて、蔦重が「耕書堂」という店名を源内(安田顕)に授けてもらったように、蔦重は唐丸に画号を想いを込めて授けました。
唐丸は望まれて生まれてこなかった…。しかし、勇助として市右衛門の養子となり、蔦重とは義理の兄弟になりました。今の唐丸には自分を求めてくれる蔦重がいますし、二人の関係を見守ってくれる市右衛門とふじがいます。
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この記事は
アメリカ文学研究/ライター
西田梨紗
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