モラハラ夫との仮面夫婦に嫌気がさし、別居に踏み切った決定的な事件が勃発。これにより、さらに夫の異常行動が加速することに
この連載ではモラハラ夫から逃げて離婚するまでの私の奮闘記を綴ります。今回は、子どものために仮面夫婦を続ける決意をしたその後の心境の変化についてお伝えします。
【実録~ただのモラハラ男だった10歳年上夫と離婚するまで #1 後編】
【前の話】◀◀「いつまでも夫婦生活を求めて気持ち悪い」結婚後に豹変したモラハラ夫からの暴言に私が決意したこととは?
とある出来事がきっかけで迷っていた離婚を決意
それから数年は子どもの前では穏やかな夫婦を演じていましたが、街中や公園などでよその旦那さんを見ては「普通の旦那さんはわが子に優しく話しかけたり一緒に遊んでくれたりするんだ」と驚きつつも胸が苦しくなっていました。夫は話しかけたり遊んだりしないだけでなく、仕事のことを考えているのかいつもリビングにいてもうわの空で怖い顔をしていたので子どももまったく懐いていませんでした。
また仲のいいママ友との世間話で夫婦生活の話題になると、私以外のママ友は「求められて面倒くさいよね」、「週1は無理だから適当に断ってなんとか隔週にしてるよ」といった話で盛り上がったことも辛かったです。
仕事だけして家事育児もしない、完全セックスレス、話し合いにもならない、子どもも父親に懐いていない、私はワンオペ育児しながら仕事もしている。こうした状況で仮面夫婦を続ける意味すら見えなくなってきた頃、決定的な出来事が起きます。ある土曜日の朝、私と子どもがお出かけしようと準備をしていたところに夫が飲み会から帰ってきました。
酒とタバコの匂いにまみれた夫が子どもに近づいたので私が「お父さんは今から寝るからお母さんとお出かけだよ」と言いながら子どもを夫から遠ざけようとしたとき。私の言動にキレた夫が、子どもの前で私に怒鳴りながら胸ぐらをつかんできたのです。
子どもの前での暴力に焦った私は… 次のページ
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