漢方が合わず、HRTも効かない…「この痛み、一生続くの?」それでも諦めなかった私の選択
大豆製品をたくさん食べ始めたら手指の痛みが和らいだ
HRTを始めたので少しは手指の痛みが緩和されると期待していましたが、半年続けた今のところ、劇的な変化は感じません。ただ、HRTは認知機能の低下を軽減するという研究結果*が出ているそうなので、認知症予防も兼ねて、現在も続けています。
HRTとあわせて、市販のキットでエクオール検査をしました。エクオールは、大豆イソフラボンから作られる女性ホルモンと似た働きをする成分で、大豆を食べてエクオールと作れる人と作れない人がいるので、自分がどちらに当てはまるか、その検査をしたのです。
実は3年前にもエクオール検査をしたことがあり、そのときは「エクオールを産生する菌はいるけれど、足りていない」という結果だったので、マクロビオティックを勉強して、納豆や豆腐、豆乳など、大豆製品を積極的に摂るようにしました。
ここしばらくは大豆製品の摂取量が減っていましたが、今回の検査では「足りてはいないけれど、菌は活動している」という結果がでたので、ふたたび大豆製品を食べる機会を増やしました。個人的な体感としては、また大豆製品をたくさん食べるようにしてから、手指の痛みが少し和らいだ気がします。ペンを持てるようになったり、手のむくみが多少治まったりと変化を感じ始めたので、ずいぶんと気分がらくになりました。
とはいえ、57歳になった今も手指の痛みは続いています。ペットボトルのフタを開けるのもまだつらいですし、時間がかかります。正直なところ、手指の痛みが女性ホルモンの減少と関係しているのなら、女性ホルモンが減っていく限り、これ以上はよくならない気がしています。それでも、手指は使わないと生活できないので、自分なりに工夫していろいろ試しながら、なんとかうまく付き合っていくしかないなというのが、今の気持ちです。
<<前編「56歳で始まった“手指の痛み”。字が書けない、ペットボトルも開けられない…友人に『それ、更年期のせいかも?』と言われハッとして」
*参照:国立がん研究センター多目的コホート研究「女性関連要因と認知機能障害との関連について」
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