離婚をゴネていた夫の態度が一転。どんなモラハラ&暴力よりも精神的に絶望した、まさかの発言とは
この連載ではモラハラ夫から逃げて離婚するまでの私の奮闘記を綴ります。今回は、子どものために仮面夫婦を続ける決意をしたその後の心境の変化についてお伝えします。
【実録~ただのモラハラ男だった10歳年上夫と離婚するまで #3 後編】
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嫌がらせの大量段ボール攻撃
これまでの夫の言動を見ても、大体がまず私のことをバカにしたり否定したりした後、私のためのアドバイスのフリをして夫の希望通りになるように私の行動や状況を制限する。そこで私が何かしら拒否をしようものなら感情的に逆上したり、大袈裟な言葉で謝ったり、飾りのような言葉で愛を語ったりを繰り返して心理的な揺さぶりをかける。それでも思い通りにならないと最終的には暴言や暴力で支配しようとする、という一連の流れがありました。
夫から嫌がらせの大量段ボール攻撃をされたとき、いつもの最終段階の暴力を受けたときの感覚に似ていました。つまり「二度とうちに戻ってくるな」という意思表示でもあり、「お前なんかとは離婚してやる」と殴られながら言われた気がしたのです。
「子どもには会わないし、養育費も払わない」をまさか自分が言われるなんて
段ボール攻撃から数週間後、第2回離婚調停が行われました。私の意志は第1回と変わらず、離婚をして私が子どもを引き取り、財産分与と適切な養育費を受け取り、夫には子どもとの交流もしてほしいという希望で変わりませんでした。しかし夫が言ってきたのは「離婚には応じる。ただ子どもには二度と会わないので縁を切る。分与する財産も渡せる養育費もない」というものでした。
財産分与はさておき、「養育費を1円も払わないから子どもにも会わない」という、よくある身勝手な男の言い分をまさか自分の夫から言われたことに驚きつつ、現実ではないような気持ちもしていました。最初は払っていたけど徐々に払わなくなるケースは今まで何度もネットやドラマで見聞きしてきました。しかし夫は「最初から1円も養育費を払わない男」の道へひた走ろうとしているのです。
なによりモラハラと暴力で苦しみながらも、それでも血の繋がった父親として子どもとは交流してほしいという私の母としての思いも打ち砕いてきたことに深く傷つきました。私のことは「あのクソ女!」と言ってくれても全然いいから、せめて子どもには真っ当な愛情を注いでほしいという唯一の願いさえ叶わないことに、絶望さえ感じました。
子どもを捨てられたような気がして、自分自身がモラハラを受けて暴力を振るわれたことよりも、子どもへの申し訳なさが一番精神的に辛かったです。もちろん、これは夫が「お金がないと困るから離婚しません」という私の反応を求めているからなのですが、それでも「子どもにも会わないし、養育費も1円も払わない」と自分の夫から言われることはこんなにも心がやられるものなのかと痛感しました。夫がこういう主張をしてくることは想定の範囲内だったにも関わらず、それでもやっぱり夫に何かを期待していたのか、傷ついてしまう自分の繊細さも嫌になっていました。
ちなみに夫は会社経営者。非上場でまだ設立間もない中小企業ではありますが、もちろんそれなりの収入なるので養育費が払えないわけがありません。しかし夫はこの後の第3回の離婚調停で「財産分与もできず、養育費も払えない」という主張を突き通そうとするあり得ない行動に出るのです。次回は第3回離婚調停における、夫のモラハラ特有のドケチすぎる最低行動について綴ります。
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