もしかして認知症?「冷蔵庫から異臭」「以前より怒りっぽい」「常に探し物をしている」など義母に抱いた違和感が「確信」に変わった出来事は

「100日が過ぎたから肉解禁!」と急にご機嫌。義母の認知症は確定か?

そんな様子に夫は動揺しつつも、「分かった、分かった。じゃあ、法要のことは考えておくから」と言って、ひとまず話題を変えました。それでもお義母さんは、「何なのよ、もう……」としばらくは険しい顔でイライラした状態でしたが、少しすると落ち着きをみせ、「せっかくだから今夜は外食にしようよ。お寿司にする?」とご機嫌に!

 

さらに、「次はすき焼きにしようか? ほら、(お父さんが亡くなって)100日が過ぎるまでは、お肉を控えてたでしょ。ようやく食べられると思うと、何だか楽しみだわ!」とまで言い出したのです。

 

その晩、夫と私が話したのは「認知症はほぼ確定だから、ここ(田舎)から引っ越してもらったほうがいい」。さらに、「また今日のような(法事の)話題になったら、もう100日ってことでいい!」ということ。

 

今お義母さんの中で、“記憶の混乱”が起きていることは確かだろうけど、ちゃんと自分の中で納得したストーリーがあり、しかも「肉が食べたい」って、なんと前向きな……(笑)。

 

このときは、こんなふうにポジティブに考えられる余裕もあり、とりあえず腹を括って介護に挑もうとしていた夫と私。しかし近距離介護がスタートして早3年、今はポジティブどころかネガティブ思考になってしまうほど、あらゆる問題が山積みになっているのですが……。それはまた、次の機会にお話ししたいと思います。

 

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