「ごめんね、ママ」モラハラ父を選んだはずの娘が、母のもとへ戻ってきた理由
長年モラハラ夫に耐えながら、必死に子どもを守ってきたEさん。しかし、最も信じたかった長女にまで見下され、ついには「パパが正しい」と言い切られ、心を引き裂かれるような別れを選ばざるを得ませんでした。
母としての誇りと愛情を支えに決意した別居。Eさんは次女を連れて家を出ましたが、長女との関係は途絶えたまま…。離れて暮らす中で、それぞれの心にどんな変化が起きたのでしょうか。
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※写真はイメージです
新たにモラハラのターゲットとなったのは、長女だった
新しい生活が始まったものの、Eさんの心には「長女を置いて出てきた」という大きな傷が残り続けました。しかし、数ヶ月も経たないうちに、夫は長女に対しても同じように暴言や無視を始めたのです。
「お前は何をしてもダメだな」
「そんな格好をして、恥ずかしいと思わないのか」
今度は、長女が新たなターゲットになったのです。
長女は父親から無視され、食事も会話もない日々を送るようになりました。あれほど「パパが一番」と信じていた長女が、今度はモラハラの標的になっていたのです。
モラハラ加害者にとって、相手が誰であろうと「支配できるかどうか」が最も重要です。これまで“母親を軽んじる存在”として扱われていた長女でしたが、母親がいなくなった今、父親の不満と怒りの矛先は彼女に向かいました。
モラハラの構造は「支配する相手」を必要とし、標的がいなくなれば、次の相手を見つけます。Eさんが家を出たことで、長女が“新たな犠牲者”となってしまったのです。
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