
父90歳。「シニアカー」試乗後にもらした「買いたくない」の深イイすぎる理由とは? 試乗をしてよかったこと、意外な効果も!【父の免許返納物語】
こんにちは、オトナサローネ編集部の佐々木です。
離れて暮らす実家の父が「免許返納」を決めて、愛車を手放しました。移動手段がなくなった父母は、家に引きこもりがちに。私はいろいろ調べてみた結果「シニアカー」の存在を知り、苦労の末にとうとう、父母に試乗してもらえたのですが……。
>>>試乗の様子はこちらから読めます。
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今回はこの「シニアカー」試乗後の親の反応、試乗してよかったことなどをお伝えしたいと思います。「親の免許返納問題」について、少しでも参考になるとうれしいです。
*撮影協力/スズキ自販東京
意外すぎるファイナルアンサー! 試乗後、父に「シニアカー、欲しい?」と聞いてみた。父の答えは?
名残惜しそうに、試乗車をみつめる父
試乗会は、まぁ細かく見ればイロイロありましたが、なんとか無事に終了!
試乗前は「いらね!」「シニアカーは女の人の乗り物だ」と、とにかく拒否しまくっていた父。試乗が終わった今はどうなのか、ドキドキしながら聞いてみました。
私「シニアカー、欲しくなった?」
父「…………」
まさかの無言!(笑) しつこくかぶせて聞いてみます。
私「ねーねー、欲しくなった?」
父「……まぁ、あれば、便利だよ」
___なんと!あんなに否定的だった父が、肯定的な言葉を発するとは!
父「でも40万だろぉ。半額くらいだったら、ばぁさん(=私の母)に買ってやるのに」
すっかり、欲しくなっているようです!
「だったら、私がプレゼントするよ!」と私が声をかけたとたん、父は急に我にかえったかのように、「いらね! いらねぇからな! 買うと歩かなくなるから」と言い出しました。また拒否グセが発動!
あきらめて私は母や姉とお茶をすることにし、父は隣りの部屋でなにやら作業を始めたようでした。しばらくして、父のいる部屋からこれ見よがしに楽しげな音楽が……。
背を向けて座っている父の肩越しに画面をのぞいてみたら、父は先ほどの試乗会の写真に音楽をつけ、アルバム編集して見ていたのでした(笑)! 父にとっては、久しぶりに家族4人で外出し、ワーワー騒いだのが楽しいイベントだったようです。
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