熱中症リスク大です!認知症の義母が頑なに「水を飲まない」理由。「頑固で言うことを聞かない」高齢者、どう解決すべき?

大好きだった炭酸飲料も今年は手つかず。義母が水分補給を嫌がるのは、ただの反抗か?

3年ほど前、脳神経外科にて「認知症」(軽度~中等度)という診断を受けたお義母さん。現在は、我が家の近くにある<サービス付き高齢者向け住宅>(サ高住/食堂付き)で暮らしています。前回は、「水分を取らない」「部屋が暖房でサウナ状態」など、“夏のお困り事”についてお話ししました。今回はその続きから~。

 

「暑いと思わない」「喉の渇きを感じにくい」「汗をあまりかかない」などの理由から、熱中症を発症しやすいとも言われている高齢者。体内の水分量が若い人より少なく、暑さや喉の渇きを感じにくくなる傾向があるようです。そのため、喉が渇いていなくても、こまめな水分補給は重要とされています。

 

しかし、相変わらず水分補給を拒み続けるお義母さん。もともと頑固で人に強要されるのが嫌いな性格を考えると、このまま「飲むように勧める」を続けても、おそらく逆効果。

 

そこでケアマネージャーに相談したところ、「なぜ、水分補給を嫌がるのか?」の理由を一度明確にしたうえで、「徐々に飲んでもらえる方法を考えてみては?」とのアドバイスがありました。

 

振り返れば、昨年の夏は「炭酸っていうの? シュワシュワするのが飲みたいわ」とサイダーにハマっていて、「さっぱりしていて美味しい~」と気に入り冷蔵庫に何本もストックしていたほど!

 

さらに麦茶や緑茶にも“推し”があり、水分摂取量の目安と言われる1日あたり1.2ℓ(※1)には届かないものの、それなりに飲んでいたと思うのですが……。今年はサイダーを買って行っても見向きもせず、“推し”への熱もすっかり冷めてしまったようなのです。

(※1)参考:厚生労働省「高齢者のための熱中症対策」

 

「あんまり飲め飲めうるさいから、単に反抗しているだけじゃない?」と夫は言っていましたが、私はお義母さんの拒む様子から、「何か理由があるのでは?」と感じずにはいられませんでした。

 

▶義母の本音とは?

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