「俺の絵を描きてえ」母の呪縛を越え…歌麿(染谷将太)に光をくれた再会と蔦重のすれ違い【NHK大河『べらぼう』第30回】
過去を背負う歌麿の苦しみ…蔦重との間にズレも
蔦重(横浜流星)は歌麿を当代一の絵師にすることを自身の夢としています。歌麿を売り出すタイミングを見計らっていましたが、「人まね歌麿」という噂が広がる今を好機だと考えます。
蔦重は歌麿に彼ならではの絵を出すことを提案したものの、歌麿は「いいよ 俺 今のままで」と気乗りしない様子です。歌麿は蔦重に遠慮しているというよりも、本心から拒んでいるようにも見えました。
歌麿は母(向里祐香)とヤス(高木勝也)の死の責任を今も感じているだけでなく、母から言い放たれた「鬼の子」という言葉に囚われています。それゆえに、「ならではの絵」を描くことができないでいるのです。自分の絵を描くことはおのれの内面と向き合うことでもあるから…。
歌麿は蔦重から表に出ない分、自由に描けるという理由で枕絵を勧められると、誘いに乗ることにしました。歌麿は部屋にこもり、絵と向き合うことにしましたが、絵を心のまま描こうとすると、母の幻が見え、母の声が聞こえ、絵を描けない精神状態に陥ります。
「私を描いて名をあげようってのかい?」
「殺しただけじゃ 飽き足らず?」

歌麿(染谷将太) 歌麿の母(向里祐香) ヤス(高木勝也) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」30話(8月10日放送)より(C)NHK
歌麿と母との関係は複雑なものだと思います。歌麿が絵を描くにあたって“好きな女”について思いを巡らせたとき、母に抱かれる自分の姿を思い浮かべていました。歌麿の母は世間的に見ればよい母親ではなかったのかもしれませんが、彼はそれでも母を愛しているのでしょう。母に対する愛情もあるゆえに、母を見捨てた罪悪感を抱えているのだと思います。
自分らしさを作品に出したり、胸の内を作品に投影したりするのはクリエイターにとって大切なことです。そうはいっても、過去の経験や現在抱えているものによってはそれが困難なこともあります。自分と向き合うことに恐れを感じている人は苦しみの一歩先に行こうと無理にもがくと、余計に苦しむこともあります。てい(橋本愛)が歌麿がならではの絵を描くことについて「苦行」と述べていたように…。
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