「入浴拒否の次は昼夜逆転か」認知症である義母の世話で増える支出、介護のシビアなお金問題。「その手があったか!」解決法とは

夜は元気で昼はぼんやり。「昼夜逆転」した義母への対策は?

3年ほど前、脳神経外科にて「認知症」(軽度~中等度)という診断を受けたお義母さん。現在は、我が家の近くにある<サービス付き高齢者向け住宅>(サ高住/食堂付き)で暮らしています。

 

深夜2時にお義母さんから電話。こちらは「何かあったのか?」と焦ったものの、「タンスの中から見たこともない服が出てきた」と通常モードで話し出し……(完全に昼の2時だと思っている)。前回は、そんな認知症のお義母さんの「昼夜逆転」についてお話ししました。今回はその続きから~。

 

翌日かかりつけ医に連絡したところ、日中は眠って夜に行動する「『昼夜逆転』になっているかもしれない」との見解。「昼間の活動量を増やしたり、睡眠の環境を見直したりするなど、夜眠れるように考えてみましょう」とのことでした。

 

お義母さんは日中、デイサービスや住まい(サ高住)でのイベントに参加することもありますが、どんな様子か職員の方に聞いてみると「午前中は何となくぼんやりされていて、昼食後からだんだんお元気に」と、まさしく昼夜逆転を思わせる状況。

 

そこでケアマネさんにも相談すると、「介護保険で『朝の介助(移動介助・服薬確認介助)』を入れてみてはどうか?」との提案がありました。これには、食堂までの移動の付き添いや服薬サポートで安心かつ快適に過ごしてもらいながら、規則正しい生活リズムを整えられるのではないか? といった期待も!

 

というのもお義母さんは性格上、基本的に外の人(家族以外)には良く思われたいという想いが強い。毎朝部屋にヘルパーの方が訪問するとなれば、朝は身なりを整えるはず→必然的に朝は決まった時間に起きる必要がある→夜寝るようになるのでは? という考えがあったのです。

 

「ぜひ、今回提案いただいた内容を進めたい!」とケアマネさんにお願いしたところ、「実は、今のまま介護保険のサービスを追加するとなると、要介護1の限度額を超えてしまうんです」との回答でした。

 

▶要介護度のハードル、一体どうしたら?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク