今から「40代の平均貯金額」〇〇〇万に追いつける?3つの方法
これから貯蓄をスタートしたいけれど、銀行に預けても金利が低くどんな金融商品で預けたらいいのかという相談も少なくありません。40代になってから貯蓄をスタートとなると、早く貯めたいと焦りもあり効率よく貯蓄できる金融商品も気になるところです。
過去の人気記事→「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは
今回は、40代から貯蓄をスタートさせる人へオススメな金融商品についてお伝えします。
■「預ける目的によって金融商品を選ぶ」のが肝心
お金の預け先は目的にあった金融商品を選ぶことが大切です。目的に合ったオススメの金融商品は次の通りです。
まず貯金習慣を鍛えることから始めたい→「自動積立定期預金」
初めて貯蓄するなら、金利の高い運用商品でというより、まずは緊急予備資金としてすぐに引き出せる銀行口座に預けます。急にお金が必要になったことにも備え生活費の半年分を貯めることからスタートです。「自動積立定期預金」を利用すれば、毎月決まった日に決まった金額を給料口座から定期預金に積立てることができます。普通預金よりは金利は高く、自動積立にしておくことで、お給料が入ったら手間がかからず便利です。普通金利より高いとはいえ、0.01%の差があるくらいなので、大きく増える事は期待できません。
税負担も軽くしながら増やしたい→「個人確定拠出年金(iDeCo)」
40代が貯蓄をはじめたいと思うきっかけが、老後の不安も多いようです。私達が年金を受け取る時は今の年金受給者より年金は少なくなる可能性が高いです。公的年金だけでは老後の生活費が不足することが考えらえます。個人確定拠出年金は老後の資金作りに最適です。毎月の掛金は5000円からスタートでき、支払った掛金で投資信託などの金融商品を選んで運用し、運用結果次第で年金額が変わります。掛金は全額「所得控除」され、所得税・住民税が軽くなります。例えば、年収500万円の会社員が毎月2万円を積み立てた場合、年間で約4万8000円の節税効果があります。
プロに任せてお金を増やしてもらいたい→「投資信託」
10年先や20年先の目標に向けてコツコツ資産運用するなら「投資信託」がオススメです。
緊急予備資金も準備できたら、効率良くお金を増やすことも考えて良いでしょう。投資信託は専門家であるファンドマネージャーが運用してくれ、1000円などの少額から毎月積立可能な「積立投信」を利用すると便利です。また、NISA(少額非課税制度)を利用すれば毎年投資金額120万円分までの株式投資や投資信託などの値上がり益や配当金が非課税(通常20.315%の税金がかかる)となります。仮に毎月5万円を10年間、年利3%で運用できれば10年後には約678万円になります。もし運用しないで貯めていても5万円×12ヶ月×10年=600万円となり、運用するかしないかで約78万円の差があります。もっと高い年利を目指すこともできますが、その分リスクも高くなります。資産運用は元本保証がないため、運用結果次第では元本割れのリスクもあることは念頭においておきましょう。
貯蓄はまずは10万円、30万円、50万円、100万円と少しずつ目標額を設定することで、目標に向かって頑張ることができます。気がついたらお金が貯まっていき、貯蓄することを楽しみながらできるようになります。40代からでも決して遅くはありません。1日でも早く貯蓄をスタートさせて目標に向かっていきましょう。
★お金の相談はリンク先まで!
今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー
スポンサーリンク