「暴言や愚痴ばかり」で気が滅入る!怒りっぽかった認知症の義母が別人のように毎日ご機嫌になった、意外なきっかけとは

まさかの「認定調査」が成功体験に?

しかし、ここでふと気付いたのは、お義母さんの発言や行動が前向きなこと。時間軸のズレや思い込み、ちょっとした妄想話はありながら、ポジティブな思考がベースにあるのは確か。数日前まで、「○○が嫌い」「○○をしたくない!」が口癖だったことを思うと、まるで別人のようです。

 

それから数日が過ぎても状況が変わることはなく、夫とも「前は、会えば必ず誰かの愚痴や文句などが会話の中心だったのに、なんだか調子狂うよね」と話すほど。

 

介護ヘルパーの資格を持つ叔母に話をしたところ、「認知症になると記憶障害などでできないことが増え、自信をなくすことも多い。それが今回、認定調査での対応(動作確認など)がある意味『成功体験』となり、日々の行動に自信が持てたことが、前向きな思考につながったのでは?」とのことでした。

 

まさか、認定調査自体にプラスの影響があるとは! 振り返れば調査員に渡すメモの作成や当日の立ち会いなど、それなりに労力を要したのは事実。でも、結果的に「要介護2」と要介護度が上がり、介護保険の限度額を超えることなく「朝の介助(移動介助・服薬確認介助)」も追加できることになりました。

 

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