江戸の「人相見」ブームがすごかった!歌麿『婦人相学十躰』に隠された占い騒動と“開運ビジネス”の真実
江戸時代は占いも人気 江戸女子たちも結果にドキドキわくわく
日本で占いが行われたのは江戸時代よりもはるか前ですが、そのほとんどが政(まつりごと)で使われていました。
現代においても街の通りに机を構えた占い師のもとに行列ができることもありますが、江戸時代にも占い師のもとに列ができることは多々ありました。今も、占い特集は女性誌で組まれることが多いですが、江戸時代も占いは男性よりも女性の方がハマりやすい傾向にあったんだとか…。
加えて、おみくじが大衆の間にも普及し、個人の吉凶を占うようになったのは江戸時代以降。当時のおみくじは「観音みくじ」といわれており、百番まである紙に漢詩や和歌が綴られていました。
参考資料
小田全宏『最高の人生教科書 易経: 「陽転易学」で道をひらく』、PHP研究所、2016年
丁宗鐵『顔の読み方』平凡社、2019年
晋遊舎『江戸の暮らし完全ガイド』 晋遊舎、2025年
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