「紙オムツはプライドが許さないでしょう」義母の説得に頭を抱える。認知症でも「尿漏れ」を乗り越える方法とは?
「紙パンツ」にポジティブなイメージを! ケアマネさんのアイデアとは?
私:「おそらく義母は今、尿漏れに対して不安があると思うんです。だから、このタイミングで提案すると、『(漏れてなんかいないから)必要ありません』って怒り出しそうな気も……」
ケアマネさん:「敏感にはなっているでしょうね。だからこそ、『紙パンツ』にポジティブなイメージを持ってもらいませんか? これは高齢者専用のパンツではなく、むしろ若い方も使う『旅行など、長時間お手洗いに行けないときに使うパンツ』と説明するのはどうでしょう? 実際に長時間の移動やイベント、災害時などで幅広い層の方が利用することもありますし」
私:「そうですね。『若い方も使う』と言えば興味を持ちそう。あっ! それなら義母は若い頃、山登りが趣味で。いまだに登る気満々で、『春になったら山に行く』らしいので、『登山のときも安心』は響くかもしれません」
ケアマネさん:「じゃあ、その提案でいきましょう。まず私の方から、『紙パンツ』の穿き心地を試してもらう“モニター”を探しているので、ぜひお願いしたい、という感じで話してみますね」
ということで、今回もお義母さんの「人に迷惑をかけたくない」「人の役に立ちたい」という性格的な特徴を利用し、“モニター作戦”を決行することに!
ケアマネさんから「話すタイミングは重要なので、落ち着いている状態が数日続いたら教えてください」と言われ、タイミングを窺う日々。しかし、まるでこちらの作戦を知っているかのように、お義母さんはなぜか毎日機嫌が悪く、さらに「ちょっと疲れたわ」と日中も寝ていることが増え、デイサービスも休みがちになるのですが……。この続きは、また次回お話ししたいと思います。
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