脱・いつもの1本結び!「肩につくくらいの髪」の簡単アレンジ2つ
スタイルその2・サイド寄せのツインテールで仕上げる揺らぎシニヨン
次にご紹介するのは、パーティルックにも最適なアップスタイル。手が込んでいるように見えて、実はピンを使わずに作れるヘアアレンジ。ゴムが目立つと美しくないので、シリコンゴムを使います。
1 髪を片側に引き寄せ、二等分してクロス編み
全体の髪を片側の耳後ろに引き寄せてから二等分にします。それぞれの毛束をクロス編みにして、毛先をゴム結び。ゴム結びすると、クロスした毛束がたるみますが、そのままの状態で問題ありません。編むときは、根元から毛先付近までクロスさせること。
2 2本の毛束を1つにまとめ、毛束を残したゴムおだんごに
クロス編みした毛束をさらにクロスさせ、1本の毛束に。さらにゴムを使い、この毛束をゴムおだんごにします。毛束はやや多めに残すのがポイント。毛束半分を折り曲げた部分にゴムが来るように結ぶと、写真のような形になります。
3 残した毛束をゴム上に巻きつけ、毛先をゴムにねじ込む
2で残した毛束をゴムが隠れるように上から巻きます。毛先ギリギリまで巻いたら、ゴムの間に毛先をねじ込んで。ゴム上に巻いてからねじ込んだ毛束でも、意外と外れにくく、ピンがなくても安定感あり。もし外れてもすぐに手直しできるのもいいところ。
4 おだんごを左右に広げ、ふんわりとした形に整える
おだんご部分の外側の毛束を左右に広げます。クロス編みされた毛束は、広げることでプロっぽいデザインのおだんごに変化。さらに空気が入り込むことでふんわりとした質感になります。仕上げに上からハードスプレーをかけ、おだんごの形をしっかりキープさせれば完成です。
完成したスタイルはこちら!
片耳の後ろからチラ見えするシニヨンがキュート。スッキリさせた前髪でも、明るい表情に仕上がります。前髪はアイロンで軽くカールを与えると良いでしょう。大人のシニヨンの場合、ヘアアクセはあまりつけない方が品のある印象に。代わりにピアスなどで華を添えましょう。
サイド、バックから見るとこんな感じ
毛束を2本に分けてクロス編みすることで、編み込みしたような凝ったデザインに見せることができます。襟足はたるんでいるとだらしなく見えるので、スッキリ&タイトにまとめることを意識して。サイド寄せでも髷に近い形なので、和装にもお似合いです。
大人のアレンジは、華美に走るより、シンプルさの中にさりげなく華のあるデザインが一番。どちらも定番のアレンジを少しカスタマイズさせて、ワンランク上のデザインに仕上げています。髪質・毛量を問わないので、興味がある人はぜひお試しを!
撮影協力:EMBELLIR/鈴木富美子さん
EMBELLIR代表。都内有名サロンを経験後、高橋亜季氏とサロンオープン。和装やウェディングなどのハイレベルなヘアアレンジを得意としており、数多くの女性誌などで作品を披露。サロンでは自身がプロデュースする水牛角のヘアアクセ・FUCAも販売中。
1 2
スポンサーリンク