「なんか臭う…」義母はお風呂を拒否し大激怒。一転、認知症の家族を入浴に導いた!「年末の帰宅願望」を逆手にとった意外な方法とは
介護のプロ考案!あらゆる拒否がピタッと止んだ意外な方法
前回は、昨年末から年明けにかけて「入浴(洗髪)」「デイサービス」「病院(通院)」の拒否が一気に訪れ、それがけっこう長引いて、ついには食事(食堂)以外は部屋から出ず引きこもり状態に。
さすがに入浴拒否が続き、「なんか臭う……」と体臭も感じるようになったので、夫が「年が明けて何日も経つんだから、お風呂ぐらい入ったら?」と言うと、突然怒り出す始末(涙)。
さらに数日後、お義母さんのもとを訪ねると、部屋中に洋服が散乱していました。「田舎に帰るから引っ越しの準備中なの。気にしないでちょうだい」と言いながら、イライラしたり、そうかと思えば急に涙を浮かべたり……。最終的には、「『田舎に帰る』を実行するしかない」(夫か私が付き添い、何日か宿泊)との結論に。
実家はすでに引き払っているため、帰る家はありません。お義母さんも一応理解しているようですが、「どこに帰るの?」と聞くと、「(親戚の)○○ちゃんの家か、友だちの家。皆、私に『いつでもおいで』って言ってくれてるよ」と、そこはポジティブに考えていて一切不安はないようです(汗)。
その後も続く入浴拒否に困り果て、ケアマネさんや叔母に相談したところ、「一度田舎に行けば、気持ちが落ち着くかもしれない。ただ、せっかくなら『田舎に帰る』を利用し、入浴や病院への通院を受け入れてもらおう」と、ちょっとした作戦を試みることになりました。
夫:「田舎に帰るなら、いつ頃がいい?」
義母:「帰りたい!今すぐにでも帰りたい!」
夫:「分かった。まずは(親戚の)○○さんの所に行こう」
義母:「そうね。○○ちゃんの家にしばらくお世話になるわ」
夫:「じゃあ○○さんに会うなら、その前にお風呂に入って髪の毛も洗わないと! あと、しばらく帰れないから、薬をもらいに病院に行こう」
義母:「うん……分かった」
こんな感じで、無事に「入浴」「病院」を受け入れてもらうことに成功! そして数日後「田舎に帰るなら一度デイサービスに行って、皆さんに挨拶を」と連れ出すと、(デイサービスの)送迎車から、「待ってたよ~」と利用者の方に笑顔で迎えてもらいご満悦。現地でも楽しくゲームやレクレーションに参加し、気が付けば「帰宅願望」はすっかりなくなっているようでした。
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