この不調、更年期かな?と思ったら始めどき。自律神経を整える呼吸法
ほてり、肩こり、のぼせ、憂鬱など40〜50代を迎えると誰にでも訪れる更年期。めまいやイライラなど心が不安定になったら悩む前にヨガの呼吸法でリラックス。いざという時のために使える呼吸法はデスクに座ったままできるのも嬉しいですね。ホルモンや自律神経を整える効果があります。
心が不安定になったら
約40年間、身体と心を女性らしく保ってくれていた女性ホルモンがなくなる更年期は、女性の人生において大変化のステージです。上手に向き合って更年期の症状を軽減し健やかな日常を過ごしたいもの。
実際に、生活に支障をきたすほどのツライ症状を抱える人は1〜2割と言われています。残りの8割の方は、気になるが生活に支障はない程度、もしくはほとんど気にならないとの事。これは更年期に対してビビって構えていた方はホッと一安心です。
なんとなく不調を感じる時の改善には、休息と適度な運動を積極的に取り入れる事が症状の緩和になります。閉径に伴い女性らしさを失うので心が乱れやすく、イライラ、気分の落ち込みなどの精神的な症状に悩んでいる場合にはヨガの呼吸法が役立ちます。
身の回りの乱雑さも心が不安定になる要素なので、更年期には清く正しい生活を心がけましょう。
- オフィスのデスク散らかりを片付ける。
- 寝る前に部屋を片付ける。
- 騒がしい場所を避け、静かな環境をつくる。
- 刺激的や辛味、コーヒーなどを避ける。
心身が不安定でフワフワするので過食やスイーツが止まらないなど、いつまでも満たされないため摂食障害になりかねません。全ての症状を更年期だと自己判断せずに、きちんと専門医の診断を受けること、ツライ症状があるならホルモン補充療法や漢方療法などためらわず受診してください。
ヨガの完全呼吸法
吐く息は口からゆっくり吐きます。う〜〜っと声に出しながら息をゆっくり吐いても良いでしょう。胸もお腹も大きく広げ、横隔膜の働きが要の呼吸法です。
注意:内臓に直接作用するので食後2~3時間以内は行いません。
- 姿勢を正して背中を真直ぐにします。座位、立位でもOK。
- 両手を太腿の上に置きます。
- ゆっくりと滑らかに息を長く吐きながら腹部を凹ませます。
- 無理なく止息します。
- 腹部の力を緩めて、息を吸い始めます。
- 息を吸いながら、肺の下部へ空気が届き横隔膜が下がりお腹が前に出ます。そして肺の上部、肩へと空気を送りこむのを意識します。
- 頭を完全に上げ、肩を引き上げ、鎖骨まで空気が入るように息を吸い上げます。肺の最上部まで空気を行き渡らせます。(この時は少し腹部が凹みます)
- 少しずつ息を吐きながら顔を正面へ戻し、肩や横隔膜の力を抜き、腹部を凹ませ、下腹部に意識を集中させます。③に戻ります。
- 10回ほどを目標にゆっくり繰り返しましょう。自分のペースで無理なく行います。
効果:呼吸器強化、腹部内臓のマッサージ、ホルモン分泌、血液循環機能を高める、心が落ち着きます。頭がスッキリし、思考がクリア、生命力UP、やる気が満ちる。
いかがでしたでしょうか?
誰でも訪れる更年期、少しでも症状や和らぎ、快適で健やかに過ごせますように。
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