銀行預金が無意味になるかも?10年後に損しない40代のお金知識

銀行ATMの手数料が実質値上げになったり、銀行の営業日が平日9~15時までとは限らなくなったりなど、銀行のサービス内容が少しずつ、しかし確実に変わってきていることにお気づきでしょうか。

今回は、変わりゆく銀行のサービスを踏まえて、10年後に損をしないためのマネー支度についてお伝えします。

 

変化している銀行サービス

■ATM手数料は値上げ

現金の引き出しは、ATMを使う場合が圧倒的に多いでしょう。このATMの利用手数料が実質的な値上げになっています。

 

たとえば三井住友銀行では、口座を開設してインターネット登録をすると「SMBCポイントパック」という会員サービスを受けられます。さらに給与受取やウェブ通帳にするなどの条件を満たすと、コンビニATMの手数料が無料になります。この無料の回数が、2017年10月までは1カ月に4回だったのが、それ以降は3回に減っています。

 

また、三菱UFJ銀行にも「メインバンクプラス」という同様のサービスがあります。こちらではATM手数料無料の回数が、1カ月に3回だったのが、2018年3月以降は2回に減りました。

 

金利の低い昨今では、手数料がかかると、それだけで金利分など吹き飛んでしまいます。

 

■振込手数料は無料にできる条件が複雑

ATM手数料とともに気になるのは、振込手数料です。同じ金融機関であれば、振込手数料は無料です。異なる金融機関の場合は、基本的には手数料がかかりますが、無料になる条件がそれぞれあります。

 

インターネット銀行はおトクな設定になっている傾向ですが、ソニー銀行なら条件に応じて月1~2回まで、新生銀行ならステージに応じて月1~10回まで無料など、複雑ではっきり言ってわかりにくいです。

 

■営業時間は短く

銀行などの金融機関の営業時間は、平日の9時から15時までとなっていますが、これは銀行法という法律よって定められています。しかし来店者数の少ない金融機関では、今まで通りの営業時間ではコストがかかりすぎてしまいます。そこで2018年5月、金融庁は規制を緩和して、銀行の支店業務は平日でも休みにできるようにすると発表がありました。

これにより、たとえば月水金だけ営業する支店も可能になります。金融機関は毎日やっているもの、という思い込みは禁物になりそうです。

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