【金子恵美さんインタビュー】「お金いくら用意できますか」初の国会議員立候補で言われた最も衝撃的だった言葉が意味するもの
元衆議院議員で現在はコメンテーターとして活躍中の金子恵美さんは現在47歳。10歳になる男の子を育てながら働く女性の一人として、リアルボイスを取材しました。
日本初の女性総理大臣の誕生について、などかためな話題から、育児や家族などプライベートなこと、さらに年齢とともに感じ始めたご自身の不調に至るまで、40代女性のリアルを包み隠さず話してくれました。短期集中連載でお届けします。
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「政治にはお金がかかる」が障壁になっている
――地方議会はまだしも、国政となると私たち一般人の私たちからしたら、遠い世界のことのように思えてしまいますが。
たしかにそう思うのも仕方ありません。地方と国政では選挙の仕方、お金のかけ方も全然違います。私も国会議員に立候補することになったとき、驚くことだらけでした。立候補するにあたってまず聞かれたのが「お金いくら用意できますか」ということ。そのぐらい国政に出馬するにはお金がかかります。
――やはり政治家になるにはお金が必要なんですね。
政治に関心のある人や女性から「どうやったら選挙に出られるんですか?」と聞かれることがあります。本来は志さえあれば他に何もいらないはずなんです。もちろん多少の資金は必要かもしれませんが。
にも関わらず、現状、選挙に出馬するには桁違いのお金が必要です。自分がやりたい政策や志以外の部分で、時間やお金が相当持っていかれる。こういった生々しい話を私はメディアでよくしているんですが、それはそういったいわゆる「政治と金」問題をなくしていかないといけないと本気で思っているから。政治と金の問題はそもそも選挙や日々の議員活動にお金が掛かりすぎるからなくならないのです。
それに「お金がないと選挙に出られないよ」というのでは、本気で政治をやりたい人や若い人たちのハードルが上がったまま。挑戦することさえできません。
経験を通して、政治を身近なものとして伝えていきたい
――金子さん自身、国民の政治離れというものは感じますか?
そうですね。政治家時代から感じてはいました。私自身も「どっちを向いてやってるの?」と疑問を感じた瞬間はたくさんありました。政治家側からするとやはりこれまで選挙に行ってくれる層に向けた政策を重視しがちなところがありました。シルバー民主主義ですね。そうなるとますます若い人や女性が置き去りにされて自分たちに向けた政策がないからと選挙に行かない、政治離れが進むという悪循環でしたが、最近は少しずつ現役世代向けの政策を訴える政党が出てきましたね。
――実際、街頭演説で足を止めて話を聞いている人は少ないですもんね。
私が辻立ちをしていた頃は「変わった人がいるね」という扱いでしたが、今も選挙期間以外ではほとんど関心を持って聞く方は多くはないでしょう。私は今メディアで発言させてもらう機会が多いのですが、メディアの影響力は活用したいなと思っていて。街頭演説していた時とは違う手段で、政治をもっとみなさんに知っていただけたら。そういう思いで仕事をしています。
――市議も県議も国会議員も経験した金子さんだからこそ、伝えられることがあると思います。
私自身の経験は政治がベースにあります。生活をよくするのも悪くするのも政治だし、法律を変えることは国民の生活を左右することに直結します。生活に密着している政治をわかりやすくお伝えするのが、今の私の役割なのかなと思っています。
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