認知症の「困った症状」があっさり解決することも。入浴拒否、物忘れに用意するといい「アイテム」とは

夫:「ちょっと、理解が追い付かないんだけど……」

私:「もう、これは冷蔵庫じゃなくて保管庫。『お義母さんの大事なモノ入れ』なんだよ」

夫:「……」

 

ここで悩ましいのが、財布や手帳などの扱いです。お義母さんが冷蔵庫に入れたことを忘れている可能性は「大」ですが、勝手に取り出したところで、今度は置く場所に困る。おそらく余計に混乱するだけなので、ひとまず冷蔵庫の中を綺麗にしたら、そのまま元の場所に戻すことにしました。

 

しかしその後も、電子レンジ(最近はほぼ使うことはないため、電源を抜いている)の中から毛糸の帽子が見つかったり、洋服ダンスを開けてみたら、煎餅や餅の入った袋が出てきたり……。たびたび混乱しながらも、お義母さんがデイサービスから戻る夕方には、何とかすべてのタスクを終え、帰路につくことができました。

 

義母の物を「勝手に動かさない」「動かすなら一緒に」が大事な理由

「冷蔵庫に保管された“大事なモノ”をどうするか?」という課題を残し、気付けばすでに1ヶ月。手帳やデイサービスでの作品はまだしも、財布の置き場所は変えたいところです。ただしやり方を間違えると厄介なことになるので、そこは慎重に。いつものように、叔母(介護ヘルパーの資格を持つ)に相談したところ、このようなアドバイスがありました。

 

「認知症で判断力が低下しても、その日の体調や時間帯によって症状が軽くなったり変化したりすることもあるのよ。だから、お義母さんにとって大事なモノと食品が混在していたんでしょうね。『なんで冷蔵庫にお財布入れたの!』なんて注意するのは、混乱するのでダメ。たとえば、『大事なモノを入れる箱』を用意して、タイミングをみて一緒に動かすのが良いかも」

 

さらに叔母は改めて、「お義母さんと一緒に」を強調します。たとえ家族でも、「大事なモノを勝手に動かした」という記憶が残ってしまうため、それが後々「物盗られ妄想」に発展するケースがあるからだそうです。

 

過去には携帯電話や眼鏡がないと大騒ぎの末、犯人扱いされた私。「絶対、勝手に動かさない!」と決め、さっそく「大事なモノを入れる箱」を選びに出かけました。実はこういったアイテムの存在が、その後の生活にも大きく影響してきます。

 

▶入浴拒否が解決した意外なアイテム

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