貯蓄が1000万円超えても、銀行口座に置いたままでいいの?
■資産運用はお金でお金を増やす
貯蓄がある程度貯まったら何の金融商品に資産運用するのが良いでしょうか?とマネー相談でもよくある質問です。まず、資産運用をはじめる前に自分がどれだけリスクをとれるのかを考える必要があります。いきなり金融商品を選ぶのではなく、どのくらいなら投資してもいいのかを判断します。投資する前には、いくら儲かるのかというより、最悪いくらまでなら損失してもいいのかを決めます。
例えば安定した収入があり貯蓄額も十分あり当面使う予定のないお金なのか、生活に支障がでないお金なのかというのもポイントです。貯蓄が1000万円超えても、数年後にマンションを購入するなどお金を使う予定があれば、投資よりまずはそちらに必要なお金を考えなければなりません。また、緊急予備資金として万が一に備え、最低でも生活費の6ヶ月分はすぐに引き出せる銀行口座に置いておきましょう。次に投資してもいいと思える金額を決めたら投資する金融商品を決めます。
■資産運用したい金額が決まったら
資産運用をはじめるなら、まずは税制優遇のある確定拠出年金とNISAは利用したいところです。どちらもお金の運用結果を予想することはできませんが、税制上のメリットは大きいので最大限活用するべきです。投資信託を始めたいという相談も多いですが、確定拠出年金、NISAの税制上のメリットを受けながら始めてみるのはお勧めです。
銀行に預けるお金は1000万円までとし、それ以上のお金は別の銀行の口座に預ける、自分が許容できるリスクまでは資産運用をはじめるなど、1年のうち1日でもいいので時間を作ってお金について考えることも資産を守るために大切な時間です。
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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー。
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