花粉症で止まらない鼻水とくしゃみ。原因は「肺」だった⁉弱ったバリア機能には“白キクラゲ茶”がおすすめ

朝、目が覚めた瞬間に襲ってくる、あの鼻の奥のムズムズ感。やっと起き上がったと思ったら、止まらないくしゃみと鼻水……。3~4月は花粉症のピークといわれ、この時期はティッシュが手放せなくなる人も多いのではないでしょうか。

漢方スタイリスト/中医薬膳師・吉田揚子氏によると、特に鼻・喉のトラブルが気になる人は、「肺」や「大腸」のバランスが乱れやすいタイプで、“肺を潤す食べ物を取り入れることがおすすめ”とのこと。本稿では、吉田氏の著書から「花粉症を内側から改善するための食材」をご紹介します。

※本記事は書籍『40代からの ゆるりとはじめる漢方生活』(吉田揚子:著/大和書房 )から一部抜粋・編集したものです

 

漢方の視点で読み解く花粉症の症状

春先になると、花粉症に悩む人が多くなります。目のかゆみが強い炎症タイプや、鼻水やくしゃみがとまらないタイプなど、花粉症といってもその悩ましい症状はさまざまです。漢方では、花粉症をひとくくりにせず、出現している症状から体のなかで起きていることを読み解き、内側から改善のアプローチを考えていきます。

 

鼻水・くしゃみタイプと「肺」のバリア機能

花粉症でも、特に鼻水やくしゃみが止まらない人は、「肺」や「大腸」のバランスが乱れやすいタイプです。肌や粘膜が乾燥しやすく、鼻・喉から始まるカゼにかかりやすい、下痢や便秘になりやすい人は、このタイプが多いでしょう。「肺」の機能が乱れると、関わりの深い皮膚や粘膜のバリア機能が弱まり、「湿」や「熱」が体内に侵入しやすくなります。それらの湿熱が、主に鼻水やくしゃみという形で症状として現れるのです。

このタイプの場合は、「肺」を潤して粘膜を強くする性質のある食べ物や、「肺」の好む味である「辛味」の食べ物を取り入れていくことで、バリア機能を強化します。「肺」を潤す、といっても、水を大量にガブガブ飲むということではなく、「肺」を潤す食べ物を意識して食べるということです。白キクラゲ、ショウガ、ワケギ、大根、青ジソなどは「肺」を潤す食べ物です。カレー粉などのスパイス類もよいですが、炎症を起こしている場合は刺激の強いスパイスは控えてください。

 

〈おすすめレシピ〉白キクラゲの潤いブレンド茶

白キクラゲは「肺」の働きを整えて、体の内側から潤いをもたらす性質があります。ガラスのポットに紅茶をティースプーン1杯、白キクラゲひとつまみ、クコの実5粒、ナツメを1粒ぽとりと入れ、熱湯を300㏄注いで5分。お湯を注ぐと美しく開いて白い花のようになります。体の内側から潤いをもたらし、鼻水タイプの花粉症のケアにも。

 

著者略歴:吉田揚子
神奈川県立湘南高等学校、早稲田大学第一文学部卒。書籍や雑誌の執筆や監修、レシピ提供、商品開発、セミナー講師、各種メディアへの出演&出稿など幅広く活動。「すこやかに、うつくしく、ゆたかに暮らす」をキーワードに、北鎌倉の一軒家アトリエ「きたかまくら日々響 hi bi ki」を拠点として「ライフスタイルとしての漢方」の魅力を伝えている。著書には、『40代からのゆるりとはじめる漢方生活』(だいわ文庫)、『季節と暮らす12カ月漢方養生ダイアリー』(日本文芸社)『漢方と暮らす。わたしが目覚めるエッセンス』(幻冬舎)、などがある。

 

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