花粉症のかゆみに眼精疲労……疲れ目を即効でケアする、あの手この手!

春の足音とともに、花粉症の足音もやってきましたね……。

というわけで今回は、花粉症による目の症状の対策と、パソコンワークなどの疲れ目(眼精疲労)を楽にするためのさまざまな方法を、まとめてご紹介いたしましょう!

(※「花粉症によるの悩みと、老け顔・お疲れ顔対策」はこちら。)

とにかく目がかゆい!対策と注意ポイント3つ

1)水分で洗い流す

まず、さわらない&こすらない! ということがいちばん大事なので、どうしてもかゆみがひどい時は、優しく洗い流すのがいちばんです。

市販の人口涙液や洗浄剤がいい、という意見と、流水(=水道の水)がいい、という意見がありますが、これはどちらが絶対正解とも決められないようです。

目には元々、涙の膜という保護機能が備わっているので、どういう方法であれ、むやみに洗いすぎるのは逆に目を傷めることになりかねません。

■ 洗浄液を使う場合は、使うカップを清潔に保ち、ほかの人と使い回さない
■ 水道水を使う場合は、シャワーを上向きにして、ごく弱い噴水を浴びるようにして洗う
■ 水道水で洗った後は、保湿効果の高い目薬をさす(水道水の成分は涙と違いすぎるため、洗いっぱなしで放置するとドライアイの原因に!)
■ ぬれた目を拭くときにも、つい力を入れて押さえたりこすったりしないように!

といったようなことに気を付けましょう。

また、「夜寝る前に目薬をさして、そのまま目を閉じて眠ってしまう」というのは避けてください。

花粉症用に限らず、目薬というのは、ある程度の量が涙とまざって流れ出ることを前提として作られているため、さした直後に仰向けで寝てしまうと、成分が濃いまま目の中に長時間とどまりすぎて、逆に傷める原因にもなるとのこと!

洗浄液も目薬も、目にとって、本来はなかった「異物」であることには違いないので、過ぎたるは何とやら……なのです。

洗いすぎが気になる時は、氷水で冷やしたタオルをまぶたにのせる、というのも一手です。

2)コンタクトレンズより眼鏡を使う

普段、コンタクトレンズを愛用している人も、花粉症の時期だけはなるべく眼鏡を使うのがおすすめです。

コンタクトをつけていると、何もない時に比べて「異物を洗い流す」という本来の役割がスムーズにできず、眼球とレンズの間に「花粉が混じった涙」が停滞しっぱなし……ということになりやすいからです。

コンタクトレンズという「大きな異物」を目に入れたまま、花粉症対策の目薬を頻繁にさすよりも、裸眼に眼鏡の状態にしておいて、洗ったり冷やしたり保湿したり……ということを簡単にしやすい状態にしておいた方が、目には優しいのですよ。

マスカラなどのアイメイクも、この時期だけは少し控えめに!

3)目の症状をやわらげるツボを押す

目の周りには、花粉症や疲れ目に効くツボがいくつもあります。

まず「晴明(せいめい)」は、目頭と鼻の根元が交わるくぼみのあたり、ちょうど眼鏡の鼻当てと重なる部分です。

ここを、人差し指の腹でゆっくりと5~10秒、押し込むようにしてみましょう。↓

 

眉の中央には「魚腰(ぎょよう)」があります。下からぐっと押し上げるような角度で押してみましょう。↓

そして、こめかみにあるのが「太陽(たいよう)」です。

目尻と眉尻を結ぶラインの真ん中あたりの、骨のきわですね。

目頭の「晴明」と同様、目が疲れたり頭痛がする時などに、無意識にここを押さえている人も多いのではないでしょうか?↓

目の問題だけじゃない!? 眼精疲労

花粉症でなくても、日常生活のあらゆる場でパソコンやスマホ、デジタルTVが必須の現代人。

目は年がら年中休む暇なく疲れっぱなし、といっても大げさではありません。

いわゆる「疲れ目」のハードなもの、眼精疲労は、目の中の毛様体筋(もうようたいきん=ものを見る時のピント合わせの役割をもつ筋肉)が緊張し、負担がかかっている状態です。

まして花粉症による目のかゆみなどがあれば、その緊張にもさらに拍車がかかってしまいます。

毛様体筋は自律神経の働きと深い関連があるため、たかが眼精疲労、仕方ない……と軽く考えていると、頭痛や肩こり、不眠、めまいなど、自律神経のバランスの崩れによるさまざまな症状を引き起こしてしまうことも多いのです。

 

 

眼精疲労のセルフケアとしておすすめのものは、

■ 上下左右をくるくる見回すように、眼球を回す
■ 目の周囲の骨の際(ガイコツの目のライン)を指先でゆっくりと押す
■ 保湿効果の高い目薬を使う
■ パソコン仕事をする時にはブルーライトカットの眼鏡をかける
■ ホットタオルや、市販のホットアイマスクで温める

などがありますが、先ほどご紹介したツボも、花粉症対策と同時に効果の高いものです。

「晴明」や「太陽」だけでなく、眉頭の場所にある「攅竹(さんちく)」は疲れ目によるかすみに、黒目の真下のあたりにある「四白(しはく)」は目の充血や痛みに、それぞれ効果的なツボなので、症状に応じて試してみてくださいね。

セルフケアで追いつかない時は、全身リラクゼーションへ

目の疲れは、目の問題だけにとどまりません。

目のかゆみや痛み、かすみ目などで、煩わしさや見えづらさを感じると、人はつい無意識のうちに顔を前へ突き出しがちになり、そうすると頭の重みで首が疲れ、肩がこり、肩甲骨がつまって背中もバキバキ、おしりもこって、いつのまにか全身疲労状態に……。

そうなってしまったら、なかなかセルフケアだけでは追いつかなくなるので、時間を作ってリラクゼーションサロンで全身の疲れをリセットするのもおすすめです。

花粉症でつらい症状が出やすいのは、おもに目と鼻なので、そのせいで不眠ぎみになる人も多いですが、「最近眠れなくて……」と言って訪れたお客様が、施術がスタートしてからものの10分もたたないうちに寝息をたて始める、というのはわりとよくあること。

「目が疲れている」と伝えれば、目元や顔だけでなく、そこから派生する全身の疲れのケアもトータルで手に入ります。

日常的なセルフケアも大事ですが、つらい時は我慢せずに、時には人の手を借りてみましょう!

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