痩せる、足が細くなる!歩き方と立ち方、40代の老化しない姿勢ってどうすれば?

長年積もった無茶で、身体のあちこちが悲鳴をあげはじめる40代。生活習慣病や婦人科系疾患だけでなく、身体そのもののガタも気になります。この先、取返しのつかない年齢になってから後悔しないよう、今のうちから「姿勢」には気をつけたいもの。中でも注意すべきは、「立ち方」と「歩き方」なんです。

もう「三日坊主」を繰り返せる時間が残っていない!

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そもそも東洋人は、生まれつき下半身に負担がかかりやすい骨格だと言われます。後傾した骨盤から脊椎がまっすぐ伸びているせいで、腹部のクッションが弱いのが原因。30代まではこの不利さを筋力でカバーしていましたが、40代からは「今後40年間どれだけ身体機能を残せるか」を意識したいもの。なぜって、故障個所が出れば出るほど、アクティブに過ごせる時間が減っていくからです。要するに、「姿勢ブスは老けるのも早い」というわけ。かといって、「では今日からエクササイズを!」と意気込んでもどうせ三日坊主で終わります。何かを始めるのではなく、「間違っている部分を少しずつ正す」ことで、身体への負荷を減らす3つのポイントを。

 

1・あなたは「外重心」です。正しい重心で立つ!

一説には、日本人の8割がO脚とされます。内ももからお尻の筋肉が弱いのが原因の一つ。重心が偏ると足の外側の筋肉ばかりが発達して太く見えるだけでなく、ひざ、腰、土踏まずなどにむだな負担がかかります。でも、大丈夫。気がつくたびに重心を正しく整えていれば、いずれ立ち方そのものが変わります。ポイントは、足のかかとと親指を意識すること。簡単な矯正方法があります。

 1・はだしになって、足を肩幅に広げ、両足のかかとだけで立ちます。

 2・そっと親指の付け根を着地させます。

 3・残りの指をゆっくり床につけてください。

どうですか?これで重心はかなり内側に変わったはずです。足の指の間隔が広がり、自由に動かせることにも驚くはず。これが、あなたの正しい立ち方バランスです。気がつくたびに心がけて。

 

2・いつでも「へその下」を締めて生きる

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「丹田」という言葉、聞いたことがありますね? 試しにへその下の、ここかな?と思う位置に力を入れてみてください。ここは東洋医学で「臍下丹田」「下丹田」と呼ばれるツボですが、いま説明をされなくても「どうすればいいか」わかっただろうと思います。この、丹田の概念は、日本人には生まれつきわかるものなのだそう。だから「気」を習得できるのだ、とも言われます。さて、合気道や剣道など、日本の武道はこの丹田を重視します。武道の達人はみな、ぴんと背の伸びた美しい姿勢ですよね。丹田に力を入れると、脊椎を中心とする体幹部分が安定し、背筋が正しいバランスで美しく伸びます。気がついたら常に力を入れてください。一般に「へその下三寸」と言われます。へその下5㎝くらいを意識して、ぐっと力を入れながら、同時にお尻から肛門も締めてください。歩くときは、足が地面につく瞬間に丹田を意識できればベストです。

 

3・99%の日本人はひざの裏が伸びていない

西洋人から見ると、日本人の歩き方は、背中が丸まってトボトボとみずぼらしいのだそう。その原因の1つが、ひざを伸ばさず歩く点。えっ、ひざ?伸ばしてるよ……? では、試しにいま、立ち上がって、膝の裏を伸ばして歩いてください。一瞬で「確かにこれまで伸びていなかった!」と気づいたのではないでしょうか。ひざの裏を伸ばすと歩き方がサッサッとリズミカルに美しく変わります。よく歩き方のレクチャーで「親指を蹴り上げて」など重心移動の話が出ますが、ひざ裏は「伸ばそう」と意識するだけですぐ伸ばせますから、コツを覚えるのも簡単。今から常に「ひざの裏、ひざの裏」と唱えながら歩いてください。

 

「特別なことをしないこと」も大事

どれも特別なことを覚える手間もなく、思い出すたびにいつでも実践できるポイントです。もうひとつ、「自分の姿を客観的に見る」ことも大事。鏡やガラスに自分が映ったら、いつでも自分が美しく歩いているかをチェックしてください!

 

 

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