浜崎あゆみに見る アラフォー女の劣化を加速させるもの

「MUSIC FAIR」(フジテレビ系)にデビュー20周年を迎えた浜崎あゆみが出演しましたが、彼女を見て驚いたのは私だけではないはず。お浜さん、太りすぎでしょう。アシスタントの加藤綾子アナと並ぶと、倍の太さでした。肝心の歌も声が出ておらず、往年の名曲が歌い切れていない。インスタグラムの画像は絶頂期と変わらぬ細さですし、添えられている文章は「素晴らしい仲間とストイックに仕事に打ち込む私」といった類のものが多いですが、現実がこうではファンはがっかりしてしまうのではないでしょうか。

 

芸能人であろうと、年をとれば若い時と同じではいられません。しかし、一世を風靡したアイドルで劣化と叩かれる人とそうでない人がいるのが、不思議です。不摂生をしている、トレーニング不足というのが、劣化の原因と考えられがちですが、それでは痩せていればいいのかと言われるとそうでもないようです。

 

「変わらない」と言われたい人の盲点

工藤静香がインスタグラムに、ショートパンツ姿に生脚で犬の散歩をする写真をアップしました。若いころから変わらぬ細さをアピールしたかったのでしょうが、膝にまで頭がいかなかったようです。さっそくアンチは膝がしわしわと叩いていました。

 

ということは、「太ってるから劣化、痩せていれば劣化しない」という問題ではなく、「どう見せるか」「どう隠すか」に心を配るべきということではないでしょうか。若いと言われたい人は「変わらない」ことをアピールしようとそのままの自分を載せてしまいますが、若い時とまったく一緒なわけはないので、結果的に叩かれてしまう。「変わらない」と言われる人ほど、実は「変えること」をしているのではないかと思うのです。

 

浜崎の1歳年上の安室奈美恵は「変わらない」と言われる部類の人でしょう。私は彼女のファンで2006年から追い続けているのですが、確かに細い体型を維持している彼女は「変わらない」。しかし、よく見ると彼女も昔と全く変わらないわけではなく、そこを補うかのように“見せ方”を変えていることに気づくのです。

 

ミニスカートにブーツで歌い踊るのが、アムロちゃんの定番スタイルですが、30代になってからニーハイブーツに切り替え、膝を見せなくなっています。メイクもラメやはっきりした色は使わない、髪は高い位置でまとめてリフトアップ効果を狙うなど、マイナーチェンジを繰り返して、若いという印象をキープしていると思うのです。

 

「変わらない」と言われるために、「変わる」ことを前提として対処するのが安室なら、「変わらない」と言い張って、20代の時と同じ食生活やメイク、衣装を通しているのが浜崎なのではないでしょうか。結局は本人の柔軟性の問題だと思うのです。

 

よく喋る人は、劣化が早い

また、「若い、変わらない」と言われる人は、多弁ではありません。

 

インスタグラムとLINEのライブ機能を使って、ファンにむけて動画を配信した浜崎に、やはりファンから「太りすぎ」の声が上がりました。浜崎はファンクラブ会員用のブログで、太ったのではなく、浮腫んでいたと説明。リハーサルや曲作りなど多忙で睡眠不足なためと説明し、こう付け加えました。

 

「でもさ、そりゃ残念ながらなんでこんな日に限ってって時に大切な日がぶつかっちゃうこと、みんなもないかな?」

 

浜崎の全盛期に密着した番組を見たことがあるのですが、浜崎は仕事に対して非常に厳しいというスタッフの証言がありました。自分の名前で出すPVだからという理由で、自分の出番でない日も撮影に立ち会い、意見を出していたそうです。ギャルっぽい見た目をしていましたが、内面に秘めた勤勉さも女性ファンの心をつかんだ要因の一つだったと思いますが、その浜崎がコンディションが悪いことをファンにむかって「みんなもない?」と言うようになるとは。誰だって悪いコンディションで仕事をしなければならない時はあるでしょう。けれど、そこで開き直って「みんなもあるでしょ?」と言っちゃったら、おしまいっす。プロじゃねっす。浜崎の外見の劣化をもたらしているものは、自分に甘いという精神的な老いだと思います。

 

人気商売では、女性に好かれることが長生きのコツだそうですが、「口ばっかりな女性」は女性に好かれないのではないでしょうか。

 

芸能人だけでなく、一般人も含めてデキる女性とは、あまり喋りません。こんなに努力もしくは苦労をしたとか、私はすごいという自慢めいたことを言わないものです。嫉妬を買わないように自衛しているのかもしれませんが、「変わること」に躊躇しないので、それらにまつわる努力や苦労もたいして苦にならないのだと思います。悲壮感を漂わせることもありません。「変わること」を肯定的に受け止めているので、いい結果が出るのでしょう。

 

ギャルのカリスマと言われた浜崎も、まもなく40歳。「20代と変わらない」像を追い求めるのではなく、新しい自分を見つけてほしいものです。

 

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