【お金の失敗】40代のダメ貯金と、成功した貯金を分析してみたら…?

貯蓄法は数々ありますが、残念ながら成功するとばかりは限りません。頑張ったのに失敗した時のやるせなさは、実際にお金が貯まっていない現実とあいまって、心身ともにダメージを与えます。

今回は、FPとしてさまざまな方から伺った、「失敗した貯金」と「成功した貯金」をお伝えします。これから始めようと思う貯金に、ぜひ役立ててください。

 

失敗した貯金は「予想外」が起きるタイプ

貯金をするには、「お金は使いやすいところにあれば使ってしまうもの」、ということを前提に考えたほうがよさそうです。

 

もちろん、貯金をしようと思うくらいですから意思が弱いということはないのですが、それでも数々の誘惑にいつも打ち勝てるわけではないのは、世の中そう甘くないということでしょうか。

 

失敗した貯金1…「積立定期貯金・積立定期預金」

積立貯金とは、毎月あらかじめ決めておいた金額を、決まった日に銀行や郵便局の普通口座から引き落とし、別口座(定期口座)に振り替えて貯金をしていく方法です。金額は自分で決めることができますし、引き落とし日をお給料日直後に設定をしておけば、確実に貯められるという、ありがたい仕組み。

 

ただし、注意しなくてはならないのは、定期口座の残高に応じて、普通口座をマイナスにすることができるという点です。乱暴にいうと、管理がルーズな場合は無意識のうちに借金ぐせがついてしまう危険すらあるのです。

 

普通口座の残高が不足していて公共料金の引き落としができなかった、などということを防ぐのには便利なのですが、ついつい使ってしまって、結局いつもマイナスになってしまうと、これは貯金失敗です。

 

お金が必要になった時には、普通口座と定期口座で差し引きはわずかなプラスにしかならないことも。しかも、普通口座でマイナスになっているということは、借入れ金利が発生しています。これではせっかくの努力も水の泡。

 

積立定期貯金を利用する時は、緊急時以外はマイナスにならないように、しっかり管理をしておく必要があります。

 

失敗した貯金2…「おつり小銭貯金」

帰宅をしたら、お財布の中のレシートや小銭を取り出して決まった箱などに入れておくと、お財布はいつもすっきりします。そのタイミングで、一日の支出を箱の中に入れておいた家計簿に書きとめておけると理想的です。

 

その小銭を貯めていけば、ちりも積もれば山となり、がっちり貯められるはずとトライした人も少なくないでしょう。しかし、結果は思わしくない方も。

 

これもまた、目の前に100円玉や500円玉があると、それを持ってついついコンビニなどに買物に行ってしまうという人が多いからのようです。小銭貯金はちょっとした習慣で始められるのがいいところですが、それがかえって気軽に使ってしまうことに結びつきがちです。

 

使ってしまうことを防ぐには、手元に置いておかないことが一番。10円以上の硬貨は、ATMで銀行口座に入金するか、駅で交通系電子マネー(SuicaやPASMO)にチャージしておくとよいでしょう。貯金の成功には、ちょっとした手間が必要です。

 

いっぽう、成功する貯金は「ほったらかし」がいい?

では、成功した貯金にはどのようなものがあるでしょうか。キーワードは「貯金の目的」、「強制的」と、「貯金を忘れる」ということのようです。

 

成功した貯金1…「みんなで貯金」

お世話になった方に有志一同で盛大なパーティを企画したり、友達同士での海外旅行を計画したり、そんな時には資金計画も大切になります。そこで、毎月少しずつ貯めていこうとみんなで決めて、会計役に毎月一定金額を渡す、あるいは振り込む、といった形で貯金をしていくことがあります。

 

これは、まず間違いなく貯まります。はっきりした金額と期限の目標があるだけでなく、他の人に迷惑をかけられないという強制力が働くからです。しかも、手元にお金はありませんから使いようもありません。

 

貯金には、まず目的が大切。必ず達成しようと思えるからです。そして、ある程度の強制力がないと、なかなか貯まらないが現実です。

 

成功した貯金2…「自動入金サービス」

 

自動入金サービスとは、自分が持っている銀行口座から、決まった日に別の銀行に自動的に入金するサービスです。自動的に引落とされて貯金する、という仕組みは、失敗する貯金の「積立定期貯金」と同様ですが、違う銀行であることがポイント。

 

これなら、普通口座をマイナスにして、実質的に貯金を使い込んでしまう失敗も防げます。

 

自動入金サービスは、主にネット銀行で提供しています。住信SBIネット銀行の「定額自動入金」、ソニー銀行の「おまかせ入金サービス」、イオン銀行の「自動入金サービス」など。

 

貯金を成功させるテクニックのひとつに、生活費用の口座と、貯金用の口座を分けておくことがあります。自動入金サービスを設定しておけば、毎月お金が別銀行の口座に移すことができますから、どちらかを貯金用の口座にしておけます。

 

そして、貯金用の口座のほうはキャッシュカードなどを持ち歩かずに、普段その口座に入っているお金のことは忘れておくくらいでちょうどいいのではないでしょうか。

 

せっかく始める貯金なら、成功させたいものですね。貯金の目的をはっきりさせ、強制的に貯めて、貯めていることを普段は忘れている。そんな貯金法は成功率が高いようです。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー

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