7人に1人が「年下上司・女上司はやりにくい」と思ってる。でもそれ本当にやりにくいの?
こんにちは。芸能&経済を中心に、テレビやネットをウォッチしまくるライターの上岡裕子です。先日ネットサーフィンをしていたところ、エン・ジャパン株式会社の「年下上司・女性上司」に関するアンケート調査が目に留まりました。今や女性も男性と肩を並べて、キャリアアップがはかれる時代。同調査は、そんな時代を象徴する興味深い結果となっています。
年下や女性の上司は仕事がやりにくい?
エン・ジャパン株式会社が発表した調査結果によると、ミドル世代562名のうち約80%が「上司が年下や女性だったことがある」そうです。そこで「ある」と回答した人たちを対象に、「その際の上司との関係はどうでしたか?」とヒアリングを実施。すると全体の31%が「スムーズだった」と回答し、15%が「やりにくかった」と感じていることが分かりました。
では、一体何が“やりにくさの原因”になっていたのでしょうか。「やりにくかった」と答えた人に対して“その理由”を尋ねてみると、第1位には「上司の実力不足(29%)」がランクイン。第2位には「その他(23%)」というあやふやな回答が上がりましたが、3位以降には「上司の肩肘張っているような態度(19%)」「上司の経験不足(11%)」「上司なのに遠慮しすぎていた(6%)」という結果が並んでいます。
実際にネット上でも「やりにくい」というコメントは多数上がっており、特に“女性上司”に対する不満が多いよう。「例えその人が優れていても、女性上司はやりにくい」「仕事の話なのに、何故かご機嫌を伺わなきゃいけない。だから男の上司の方がいいのに…」などの声が相次いでいました。
アラフィフ女性の“上司への不満”に賛否の声!
一見女性上司に対する“やりにくさ”は男性の方が多いようにも感じますが、実は女性も同じくらい不満タラタラなようです。とあるアラフィフ女性は、直属の女性上司に対してお悩み中。その上司は人材育成にあまり力を入れておらず、さらに部下を根本的に評価していないといいます。
「同性の上司は難しいと想定していましたが…」「彼女の下についていても、やりがいを感じられない」という彼女の不満に対して、ネット上では賛否の意見が続出。相談者の気持ちに共感する人からは、「私も今の上司に全く同じ印象を持っているので、すごい気持ちが分かります!」「女性は相手と合う・合わないという基盤をもとに評価してる節がある」「仕事ができる・できないで評価しないのは、女性の特性なのかも」などの声が寄せられていました。
しかしいっぽうでは、「ただ単に女性上司を先入観で見過ぎているだけ」「構えて見ているから、上手くいかないことを女性上司のせいにしてる」「女性上司でもいい人はたくさんいます。今回の問題に性別は全く関係ありません」など相談者に対して否定的な声も。
人の良さは千差万別。そもそも「“女性”上司だから…」と不満につなげるのも、少しおかしな話な気がしますね。
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