結婚破談のショックで○○へ旅したら…激ヤセと出会いがついてきた?【40代・最後の婚活#10】

2019.01.17 LOVE

イトウウミ44歳。結婚を誓った彼に逃げられ、早1年が過ぎた。開き直りから婚活を再開するも、低空飛行を継続中。そんな私が「どうして今婚活をしているのか」振り返りながら書いている「セルフ自伝」。

 

今回も1月のオトナサローネ特集「オトナの3kgやせ」にあわせ、番外編(下)「私が婚活人生で激ヤセした旅行」、胸ときめく「出逢い編」をお送りします。

 

前回お話ししたとおり、私は学生時代の彼と結婚が破談になった経験がある。「何年後かに一緒になる」とお互い信じていたので、こんなにもあっけなく終わってしまうことが、まったくの予想外だった。

 

それはまさに、第1次結婚ラッシュを迎える20代後半のこと。

「次はウミだね!」――ブーケトスのバトンを受け取るたび、本当のことを言えないまま作り笑いでごまかす…すっかり疲れてしまった私は、そのショックを「結婚で諦めること」に挑戦することで癒やしていた。その一つが「インド放浪」である。

 

次から次へと起こる笑撃の出来事

私はニューデリーから世界遺産タージマハルのあるアグラを経てムンバイ、ヒッピーの聖地ゴア、真ん中を横断してガンジス川の畔バラナシと、北半分をバスと鉄道で1ヵ月間旅した。

 

現地語だからどこで降りたらいいかわからないバス。マグネット大の穴しかないトイレ。客席以上の人でカオスの寝台列車。食べるもの全部がカレー味だったり。いきなりお土産屋連れて行かれ、家族総出で押し売りされたり。自称哲学者の胡散臭い旅人に延々語られたり…

 

すべてが目からウロコのオンパレード! サバイバルするよりも、ボリウッド映画のように突然踊り出したくなる…次第にそんなワクワクする気持ちになってきたのである。

 

これは、まさかの運命的な出逢い!?

滞在も残りわずかなとある日。通りの向こう側で日本人を見かけた。リクシャー運転手に取り囲まれ、困っているもよう。私はどうしても見過ごすことができず、突発的に行動した。

 

待ち合わせをしている友達を装い、手を大きく振って…「こっち! こっち!」

運転手の強引な営業攻撃を受けている彼も、気づいたようだ。

「あっ! 今から行く!」手を振りかえして、通りを渡ってきてくれたのだ。

 

ウミがインドで出逢った日本人とは…次ページ

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