【総資産“数百億円”の投資家が解説】世界の労働者「約4分の1」の仕事がなくなる⁉「AIでなくなる職種」と、生き残るために重要なこと

2026.07.01 WORK

リモートワークや副業、AIの進化など、これまで当たり前だった「仕事」の在り方が変わりつつあり、変化するスピードの速さに「このままで大丈夫?」「今後も同じように働けるのかな」と不安になることはありませんか?

しかし、総資産“数百億円”を築いた実業家・投資家・映画プロデューサーの嶋村吉洋氏は非対面のコミュニケーションが台頭する現代においても、「人は、誰かとのつながりの中でしか本当の力を発揮できない」と指摘します。

実際のところ、働き方や会社はどのように変化して、私たちはこれからどんなスキルを高めるべきなのでしょうか。本記事では、嶋村氏のビジネス論をまとめた著書から、「これからの時代に求められる働き方」を紹介します。

※本記事は書籍『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(嶋村吉洋:著/プレジデント社)から一部抜粋・編集したものです

 

「会社」という集団の意味は、これから変わっていく

人は、誰かとのつながりの中でしか、本当の力を発揮できない生き物だと私は思っています。

これまでは、その「つながり」を「会社」という枠組みの中で築いていくのが一般的でした。ただし、こうした時代は少しずつ変わりつつあります。理由はいくつかありますが、私が最近特に強く感じるのは、仕事の進め方が「同期型」から、「非同期型」へと大きくシフトしていることです。

聞き慣れない言葉だと思う読者もいるかもしれませんので、少し説明します(図1)。

▲クリックして拡大

かつての会社では、社員が同じ場所・同じ時間に集まって働く「同期型」が当たり前でした。会議も新製品・サービスのプレゼンテーションも、メンバー全員が顔を合わせて意見を出し合いながら進めていくのが普通だったわけです。

ところが、コロナ禍で社員間の非接触が奨励されるようになったことをきっかけに、非同期型の働き方が急速に広がっています。

これは「アシンクロナス・ワーク」とも言われ、メンバーが場所も時間もバラバラの状態で、「Slack」や「Google ドキュメント」「LINEオープンチャット」などの機能を活用して、仕事を進めていくスタイルです。

 

「非同期型」のほうが結果を出しやすい

もう少し具体的な例を使って説明してみましょう。たとえば、レストランの新デザートメニュー開発のプロジェクトを想像してください。

まず料理長が自分の考案したメニューのコンセプト案を作成し、それを「Googleドキュメント」を使って共有します。そして、パティシエや仕入れ担当者、マーケティング担当者など、関係するメンバー全員が自分の都合の良い時間にコメント機能で意見を書き込みます。

試作品の写真や材料の分量は「Slack」の専用チャンネルで共有し、各自が気づいた点や改善点をスレッドでフィードバックします。日々の進捗はLINEのオープンチャットで報告し、メンバーはリアクション機能で確認済みであることを伝えます。

このように、メンバー全員が同じ時間帯・同じ場所に集まらなくても、ドキュメントやチャットを通じて各自が作業を進められるため、店舗の営業時間やメンバーのスケジュールにとらわれず、効率的にプロジェクトを進行することができるのです。

コロナ禍が過ぎ去った今も、こうした非同期型のコミュニケーションが、ビジネスの世界では定着しつつあるように感じます。実際、本記事の原稿も「Google ドキュメント」上で私のコミュニティの複数のメンバーに共有し、皆の意見を出してもらいながら仕上げています。

もっとも、このような「非同期型」の仕事の進め方を大会社の年配社員にお願いすると、いまだに「Google ドキュメントを使ったことがありません」とか「SNSは苦手です」といった反応が返ってくることも少なくありません。

関係するメンバー全員がリアルタイムで同じ場所に集まって打ち合わせしようとすると、メンバーが多ければ多いほど、日程調整だけで何日もかかってしまうことがあります。何事もスピードが重視される現代にあって、非同期型のほうが結果を出しやすいのは自然な流れかもしれません。

実際、ハーバード・ビジネス・スクールの教授で、『Remote Work Revolution』の著者であるセダール・ニーリー氏は、非同期型の働き方は「デジタル経済に沿った、まったく新しい考え方だ」と述べています。

 

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