更年期世代が抱える薄毛悩み、これまで「打つ手があまりなかった」のですが…ついに神奈川でも毛髪再生医療「S-DSC」が開始

「分け目が気になりはじめた」「ボリュームが出なくなった」「抜け毛が増えた気がする」。40代を過ぎた頃から、こんな悩みを抱えはじめる女性は少なくありません。更年期のホルモン変動が髪に影響を与えることは、じつは医学的にも広く知られています。

 

ところがこれまでの薄毛治療は、男性向けのものが中心で、女性が安心して選べる選択肢は限られていました。そんな状況に変化をもたらしつつある毛髪再生医療「S-DSC治療」が、神奈川県横浜市のクリニックでも提供開始となりました。

 

「女性の薄毛」はこれまでどうして見過ごされてきたのか? 理由はシンプル「打つ手がなかった」

男性の問題と思われがちな「薄毛」ですが、実際には、40代から50代にかけて、ちょうど更年期世代の女性の間で女性型脱毛症(FPHL)が増加します。更年期のエストロゲン低下が関与すると考えられるこのFPHLは、頭頂部や分け目が透けて見えるのが特徴。外見だけでなく、ゆらぎやすい世代の自信や気力にも大きく影響を与えると言われています。

 

男性は「フィナステリド」「デュタステリド」の2つの内服薬に加え、外用薬の「ミノキシジル」、合計3つの選択肢があり、内服薬の奏功率も高いとされます。

 

しかし、女性は内服薬が「行うべきではない」分類。外用薬しか治療法がないうえ、奏功する人も限定されます。この外用薬が効かなかった場合は「打つ手がない」という状態が続いていました。「何か手を打ちたいけれど、どこに相談すればよいのかすらわからない」という方も多かったのではないでしょうか。

 

たくさんある再生医療の中で輝く「確かな存在感」、S-DSC治療とは

悩みの深い毛髪分野は、昨今話題の再生医療も多数試行されており、すでに選べないほどさまざまな方法があります。しかし、それら「祈りを込めて行う」治療とは一線を画すのが「S-DSC治療」です。

 

東京医科大学病院・杏林大学医学部付属病院・東邦大学医療センター大橋病院と株式会社資生堂が10年以上にわたって共同で研究・開発した毛髪再生医療は、脱毛していない後頭部の頭皮から「DSC細胞(毛球部毛根鞘細胞)」と呼ばれる自分自身の細胞を採取するもの。この細胞は、髪の成長を支える「毛乳頭細胞」のもとになる細胞です。採取したDSC細胞を体外で培養して増やし、薄毛が気になる部分に注入します。

 

注入されたDSC細胞は、毛乳頭細胞の活動を活発化させ、毛母細胞の分裂を促します。その結果、細くなっていた毛髪が太くなり、ボリューム感のある頭髪へと変化することが期待できます。さらにDSC細胞には頭皮の炎症を抑える働きもあるとされており、かゆみやべたつきなど頭皮トラブルの改善にもつながると考えられています。

 

使用するのはすべて「自分自身の細胞」。拒絶反応のリスクが低く、毎日薬を飲み続ける必要もありません。

 

待ち望まれていた治療!「女性に効く」データが出たんです

臨床研究のデータは、この治療が特に女性に有効であることを示しています。東邦大学医療センター大橋病院などの共同臨床研究(20歳から59歳の男女35名を対象)では、注入12カ月後の評価で、女性かつ40代以上の方の改善傾向が高かったことが報告されています。

 

また被験者による自己評価では、客観的な写真評価を上回る割合で「効果を実感した」と回答しており、特に女性での効果実感が高かったことも明らかになっています。

 

オトナサローネで昨年この「S-DSC治療」をご紹介した際には非常に大きな反響が集まりました。まさに更年期世代の女性が求めていた治療であるだけでなく、共同開発を行った資生堂に絶大な信頼感も背景にあることでしょう。じつは、資生堂は1915年発売の養毛美髪剤「フローリン」までそのルーツをさかのぼる薄毛研究のパイオニア。「なぜ資生堂が研究を?」とお感じになった方、むしろ資生堂だからこその研究なのです。

 

ネックは「通える範囲にあるかどうか」。都内に続いて、神奈川・横浜でも受けられるように

もともとが大学病院開発の治療法であることもあり、これまでS-DSC治療を提供できる医療機関は限られていましたが、今回、神奈川県横浜市神奈川区の野村皮膚科医院でも提供が開始されました。

 

野村皮膚科医院は、院長・野村有子先生を中心に、丁寧な診察ときめ細かな指導で知られる皮膚科クリニックです。「病気について丁寧に説明し、スキンケアから治療に至るまで、きめ細かく指導する」というクリニックの姿勢は、治療の難しさや不安を抱えやすい薄毛の相談においても大きな安心感につながります。

 

薄毛の悩みは、なかなか口に出しにくいもの。そんなデリケートな悩みに寄り添ってくれるクリニックで受けられることは、特に女性にとって大切な要素です。

 

髪の悩みは「あきらめ」ではなく「選択」へと変わっていく

「年だから仕方ない」と自分に言い聞かせていた薄毛の悩みが、医療の選択肢として捉え直せる時代になってきました。自分の細胞を使った再生医療という新しいアプローチは、薬に頼るのとは異なる視点から、髪と頭皮の根本にアプローチするものです。

 

エビデンスに裏打ちされた治療を、丁寧なケアとともに受けられる環境が、神奈川にも広がりました。「髪のことで誰かに相談したい」と感じているなら、まずは皮膚科の専門医に相談することが、新しい一歩になるかもしれません。

 

問い合わせ先・野村皮膚科医院
https://www.nomura-hifuka.com/

 

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