「更年期離職」はこうして起きる 婦人科医の酷すぎる言葉、職場での追い詰め【100人の更年期・リバイバル】後編
「また仕事休むの?」男性職員からの言葉に追い詰められた
さまざまな体調不良と付き合いながら過ごし、45歳のとき、勤めていた病院を退職しました。辞めた理由と体調に直接的な関係はないものの、たびたび仕事を休んでいた後ろめたさがストレスになっていたことは否めませんでした。
「職場の女性は理解をしてくれましたが、男性からは『1週間も休まれちゃ困る』『頭痛(程度)でまた休むの?』と言われることがあり、辛かったです。私だって元気に働きたいのに、働けないんです。理解されないことで、より自分を追い詰めていました」
もしかして男性も何気なく言ったに過ぎないのかもしれません。しかし、考えてもみてください、悪気も何もないまま配慮のない言葉で誰かを追い詰めるのは、本来はとても恐ろしいこと。なぜなら、「自分も同じことをしているかもしれない」からです。こうした「更年期離職」問題は昨今急に明るみに出つつありますが、昨日今日起き始めた問題ではありません。単にこれまで女性は声をあげる場所もなく、また声をあげられる体調でもなかったため、見過ごされてきたにすぎません。
辛いときは休める環境になって気持ちが楽になった
退職後すぐに、一切の薬を断ったミサさん。夜に眠れなくても眠たくなったらいつでも眠れる環境になったことで、睡眠薬を手放せたそうです。
「仕事を辞めたことで『辛ければ休んでもいいんだ』と思えるようになり、追い詰められるような不安感もなくなってきました」
退職と同時に生理不順やホットフラッシュが始まりましたが、一時期の強い不安感や不眠、吐くほどの頭痛の繰り返しに比べると、楽なほうだと感じてしまうそうです。
「もしも精神疾患の診断だけを信じてしまっていたら、自分の内面に原因があるのかと感じてもっと自分を追い詰めて、仕事も早々に辞めてしまったかもしれません。婦人科での診断に怒りが爆発したことがセルフケアをするきっかけになったので、今となってはあの出来事に感謝しています」
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本記事は2022年6月初回配信、2026年7月に加筆修正されました
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