病院で「どこも悪くない」と言われ続けた48歳女性。動機、めまい、5kg減…夫にも「大げさじゃない?」と言われて

40代後半から50代にかけて、体や心にこれまでとは違う変化を感じる人は少なくありません。

急に汗をかく、眠れない、気分が落ち込む、体重が増える。症状の出方も、そのつらさも人それぞれ。「これって更年期?」「みんなはどう過ごしているの?」と戸惑うこともあります。

オトナサローネでは、同世代の女性たちがどんな変化を経験し、どう向き合っているのかを取材しています。

※ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです。

 

【100人の更年期リバイバル】

 

◆トモコさん 48歳
群馬県在住。建設会社を経営する49歳の夫、67歳の母と3人暮らし。29歳の長男、23歳の長女はともに独立済み。

 

突然の動悸とめまい。検査をしても「異常なし」と言われて

トモコさんが更年期の症状を感じ始めたのは、44歳のころ。子育てが終わって、夫が経営する会社が多角化経営の一環で犬や猫のトリミングサロンを展開し、その店長として店を任されていたときのことです。

急に動悸やめまいに襲われ、立っていられなくなりました。とくに仕事で時間に追われるようなときは、ひどい動悸を感じたといいます。初めは「たまたまかな?」と思いましたが、何度も症状が出たため、病院を受診しました。心電図をとっても「特に問題なし」と言われ、原因はわかりませんでした。

 

思い当たるのは、45歳のときに子宮筋腫のため、子宮を摘出したこと。「だから調子が悪いのかな」と思っていたといいます。

 

「のどが詰まって食べられない」胃カメラでも原因は見つからず

そのうちに、今度は胃酸が上がってきて、「のどが詰まる」症状に悩まされ始めたトモコさんは、胃腸科を受診しました。そこで胃薬を処方され、しばらくの間飲んでいましたが、一向に良くなりません。次に「胃カメラを飲みましょう」と内視鏡検査をしましたが、やはり原因は分からないまま。さらに血液検査も受けましたが、結局「どこも悪くない」との診断でした。

別の胃腸科にも通い、薬の種類を変えてみましたが、症状は改善されませんでした。「そのまま食べ物が食べられなくなり、5kgも痩せてしまったんです」

 

通常、胃酸が過剰に分泌されると食道が赤く炎症を起こすことが多いですが、トモコさんにはそういった症状が見られず、医師も「うーん」と首をかしげ、「これだけ薬を飲んでも良くならないなら、更年期の影響でしょう」と診断しました。「薬を飲めば飲むほど悪化していく感じでした」

 

「気のせいじゃないの?」寝込む妻に、夫から返ってきた言葉

いくつもの病院に通ったものの、改善の兆しが見られず、トモコさんは疲れ切ってしまいました。その頃は毎日横になり、起き上がることもできませんでした。「リビングに布団を敷いて、一日中寝ているような状態でした」。

家事は同居する実母が代わりにしてくれたので、「買い物だけ行って、急いで帰るような毎日でした」と振り返ります。

夫に更年期の辛さを話しても、「気のせいじゃないの」と言われ、めまいで病院に連れて行ってもらったときも、点滴を受けると一時的に回復するため、「大げさだったんじゃないの?」と言われることが続きました。

 

本編では、トモコさんが動悸やめまい、のどの詰まりで体調を崩した様子をお届けしました。病院でも診断がつかず、夫からは「気のせいじゃないの」と言われ、つらさを理解してもらえない日々が続きましたが……。トモコさんは46歳で受診、そこで処方された薬をきっかけに、長く続いていた症状に少しずつ変化が表れ始めます。

▶▶「これなら復職できるかも」誰にも会いたくないほど苦しんだ48歳女性が、自分に合う薬に出会って起きた変化

では、トモコさんが自分に合う治療にたどり着くまでと、その後も残った更年期症状について伺います。

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