これ、なんと読む?!「焜炉」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「焜炉」です。
「焜炉」の読み方は?
「焜炉」の読みそのものは決して難しくないのですが、この言葉は一般的にカタカナで表記されていることが多いため、漢字で表されることで「え、これ、なんて読むの?!」と戸惑ってしまう人は少なくないはずです。
「焜炉」は
1 金属や土で作った、持ち運びが便利な炊事などに用いる小さい炉。
2 七輪。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
1の意味には“石油〇〇〇・ガス〇〇〇・電気〇〇〇などがある。”とも書かれています。「〇〇〇」に当てはまる言葉は思い浮かびましたか?
正解は……
「こんろ」です。
「焜炉」は、カタカナで表されることが多いことから、外来語と間違われることも少なくないようです。
「焜炉」の語源について調べてみたところ、まず「こんろ」の読みは「火炉(かろ)」の音便(おんびん)であると推定されています。音便とは、語中・語尾の音が発音しやすい別の音に変わることを指します。
なお「焜炉」の読みの元と推定される「火炉」は
1 火を入れて暖を取るもの。火鉢・こたつ・いろりなど。
2 香炉こうろ。
3 ボイラーの燃料を燃やす所。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「焜炉」は、鉄や土でつくられた簡易的なかまどとして、江戸時代には庶民の生活に使われていました。かつては熱源として炭火や薪が利用されていましたが、次第にガスへと移行していきました。現代ではガスの他にIH(電磁誘導加熱)を用いたものもあります。
残念ながら、「焜炉」の語源を示す「一次情報」を見つけ出すことはできませんでした。しかし「“かがやく。ひかる。(出典元:焜|漢字一字|漢字ペディア)”の意味を持つ『焜』の字が当てられたのは、コンロの光が輪になっていて輝いている様から」という説が多数見られました。
参考文献:株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版
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