40代でもダイエット成功!食事制限せずにやせるための簡単「美習慣」(後編)
ダイエットの極意。Rサイエンスクリニック広尾院長・日比野佐和子先生が伝授!
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断食すれば見えないところにツケが出る
若い頃は、ちょっと食べすぎたかなと思ったら、次の食事を抜いて体重を減らすなど、断食してスタイルを保っているかたもいるのではないでしょうか。
ですが、断食はおすすめできません。栄養素が不足すると、代謝が滞りますし、次の食事をとるときに血糖値が急に上昇して、太りやすくなってしまいます。
さらに怖いのは筋肉が衰えること。断食してもカラダが動く理由をご存じですか? 足りない分のカロリーは体内で補充されますが、筋肉が蓄えられたエネルギーが使われ、脂肪のエネルギーは使われないのです。
断食すると筋肉が弱り、筋肉が減少がして脂肪がふえるサルコペニア肥満になってしまいます。ただでさえ筋肉量の定価が見られる年代のかたが断食すると、目も当てられないほど、ボロボロのカラダに。脂肪よりも筋肉のほうが思いので、筋肉が落ちると体重の変化は大きいのですが、見えない部分にそのツケが……。
また、しっかり食べないと、カラダがエネルギーをため込もうとして、脂肪として蓄えるようになってしまいます。断食すればするほど、脂肪はふえる一方なのです。
きちんと食べることが、やせる生活への第一歩。断食しても、何もいいことはありません。
無理な運動をせずに代謝を3割上げる
もともと運動が苦手だったり、忙しいと運動する時間も限られていたりで、運動不足を自覚しているかたも多いと思います。
運動不足は筋肉量の定価を招きますし、血液やリンパの流れも悪くなり、基礎代謝や新陳代謝をさらに悪化させてしまいます。
一般的に、1日の総消費エネルギーは、基礎代謝(約70%)+生活活動代謝(約30%)とされています。
言い換えると、いまよりアクティブな生活を心がけることで、3割が改善できる可能性があるのです。しかも、代謝を上げる運動のコツは、ハードな運動よりもゆるいエクササイズ。
そこで、エレベーターに乗らずに階段を使う、車で移動する近距離を自転車や徒歩に変えてみるといった、プチエクササイズをプラスしましょう。背筋を伸ばしておなかを引っ込めるだけでも効果があります。
家にいることが多い主婦のかたは、掃除のときにストレッチで意識して動いてみる。忙しくてもとり入れる時間は意外にあります。
あえて「運動する時間」と区切るのではなく、「~しながら」「~のついで」の気軽なものほどよいのです。「えっ! これくらいで?」と思うかもしれませんが、続けると予想以上に効果的です。
1年で15kgやせた私が、3年以上スタイルをキープしているのは、こうしたライフスタイルも功を奏していると考えています。
『忙しくても15kgやせて二度と太らない美習慣』
著者: 日比野佐和子
単行本(ソフトカバー): 192ページ
出版社: 主婦の友社 (2016/4/27)
ISBN-10: 4074153408
ISBN-13: 978-4074153404
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