女性が「もう子どもを産むことはない」と思う年齢は何才?|おこなしさまという生き方(18)
結婚、出産をしていないと、女として幸せではないという人がいるけど、はたして本当にそうなのでしょうか。
「少なくても今の時点では、子どもがいない“おこなしさま”人生も、そんなに悪いものではないと感じている」
という、くどうみやこさん。自分の幸せは、自分で決める「おこなしさまという生き方」リバイバル配信です。
(2017年に書かれた記事の再配信となります)
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子どもを持たなかった、一番の理由は?
メディアが報じる芸能人の高齢出産ニュース、女性誌が取り上げる「40代で授かりました」の成功例は、産めずにいる女性たちを“もやっ”とさせる。
同意識調査で、「子どもを持たなかった理由」を聞いたところ、一番の理由は「タイミングを逃したから」だった。最初から子どもを持たないと決めていたのではなく、いまは時期ではないと先送りした、あまり深く考えずに過ごしていたら産める時期が過ぎていたなど、タイミングを逃して産みそびれてしまったケースは案外多いのだ。
他に、身体の問題や努力したが授からなかった、育てる自信かなかったことを理由にあげる人も少なくない。
本書のなかで、武蔵大学 社会学部社会学科 千田有紀教授は「結婚していいことと、子どもを産んでいいことはすごく似ていて、結婚とはどういうことだろう、子どもがいたらどうなんだろうと思い悩まなくて済むこと」だと語ってくれた。
結婚すること、子どもを産むこと。
それがいいとか、悪いとかではなく、人それぞれ違って当然なのだけれど、私たちは自分が体験できなかったことに、なんだか“もやもや”してしまうのだろう。
子どもがいないことに、大なり小なり“もやもや”してしまうのは、たぶん「女だから」なんだと思う。
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『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』 著者:くどうみやこ
(主婦の友社 編/1,300円+税)
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