
賃貸と持ち家、どちらがいい?40代・子なしの住宅購入はの決め手とは?|おこなしさまという生き方(28)
結婚、出産をしていないと、女として幸せではないという人がいるけど、はたして本当にそうなのでしょうか。
「少なくても今の時点では、子どもがいない“おこなしさま”人生も、そんなに悪いものではないと感じている」
という、くどうみやこさん。自分の幸せは、自分で決める「おこなしさまという生き方」リバイバル配信です。
(2017年に書かれた記事の再配信となります)
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賃貸VS持ち家論争に「老後の負担」という視点
賃貸は何かあったら引っ越せる身軽さがメリットですが、老後に年金からずっと家賃を払い続けられるのかという心配がでてきます。現役世代と違い、老後は大きな収入が見込めません。そのため毎月、家賃のために貯金や年金が減っていくのは精神的にも負担になってきます。また賃貸住宅では、高齢者の独り暮らしは大家さんから敬遠されることもあります。
いまは賃貸でも将来は実家に戻る、社宅に安く住めている、仕事柄定住できないなど、ライフスタイルによって住居の選択肢は違ってきますが、老後に住み続けられる持ち家があることの安心感は大きいと言えるのではないでしょうか。
実際は個々に生活条件が異なるため、持ち家と賃貸のどちらがいいかという単純比較は難しく、明確な答えはありません。長生きすればするほど持ち家の方が得というデータもありますが、寿命は誰にも分かりません。ただ、老後の住宅費用は抑えたい、将来の蓄えが不安、頼れる人はいないなど、老後の負担を軽減するのは持ち家に軍配が上がりそうです。
「賃貸に出せる」立地って?
年齢を重ねていくと、都心の利便性のいい場所から、自然豊かな郊外に住みたくなることもあります。知人の“おこなしさま夫婦”は、定年後にこのパターンで郊外に移り住み、住んでいた都内のマンションを賃貸物件にしています。このように購入して住んでいたマンションを、将来は人に貸して家賃収入を得たいと考えている人が増えているようです。
持ち家は、状況によって「住む」、「売る」、「貸す」の3つの選択ができます。何らかの事情で買った家に住めなくなっても、売るなり貸すなりしてお金に変えられるのが持ち家の利点です。ただ、日本では少子化が進み人口が減少しているため、これからは持ち家の資産価値の維持が難しい時代になっていきます。
総務省「住宅・土地統計調査」(平成25年)をみても、空き家率は13.5%で過去最高。都心部などの人気のあるエリアや立地のいい場所、駅から近く住環境が充実しているところでないと、借り手や買い手がつかず地価が下落してしまうことも考えられます。いまから持ち家の購入を検討する際は、慎重な物件選びと買うタイミングを見極める目が必要になってくるでしょう。
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