「はんしゅう」ではありません。「反収」の読み方、知っていますか?

2022.03.30 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「反収」です。

「反収」の読み方は?

「反」がつく言葉といえば、「反対(はんたい)」や「反抗(はんこう)」「反復(はんぷく)」などが思い浮かびますが、「反収」の「反」の読みは「はん」ではありません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「たんしゅう」です。

「反収」とは

田畑1反(約10アール)当たりの作物の収穫高。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。

「反」には

①かえる。かえす。はねかえす。
②そむく。さからう。
③くりかえす。
④正反対の。逆の。
⑤そる。そらす。
⑥たん。単位の名。
(ア)土地の面積で一町の一〇分の一。約一〇(アール)。
(イ)布類の長さで二丈六尺、また二丈八尺。約一〇(メートル)。
(ウ)距離で六間。約一一(メートル)。

出典元:反|漢字一字|漢字ペディア

という意味があります。「反収」の「反」は⑥(ア)を表しています。

「反(タン)」と読む言葉には「反歩(タンブ)」と「反物(タンもの)」があります。これらの「反」も⑥の意味を表します。

「反歩」は

田畑の面積を、反を単位として数えるときにつける語。

出典元:タンブ|言葉|漢字ペディア

という意味です。

「反物」は

①和服用の織物の総称。呉服。
②一反ずつになっている織物。

出典元:タンもの|言葉|漢字ペディア

という意味です。

私はこれまで単純に「反物=和服」と思っていました。しかし辞書を調べてみると、反物とは大人の着物を1着仕立てるのに必要な生地の長さのある布地であり、株式会社平凡社「世界大百科事典 第2版」によると、江戸時代に小袖1枚分に必要な布地の幅と長さが定まり、それを1反とするようになったのだとか。ただ、和服を意味するだけの言葉ではないんですね。

 

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