「そのイライラは更年期症状です」もっと早く治療したかった

更年期女性のお悩みのひとつに「気分のムラが激しい」といった精神症状があります。「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

「典型的更年期オバサンだよね」職場でブチキレまくって孤立した48歳、辿り着いた解決策は』に続く後編です。

 

激しい気分のムラは、更年期のホルモンバランスの乱れからきていた!

夏美さんは早速、更年期外来のある婦人科を受診しました。

「更年期は感情の起伏が激しくなったり、イライラしたりしやすい時期です。生活習慣を整えながら漢方治療するとだいぶ楽になりますよ」

と医師から説明されて漢方薬が処方されました。

処方された漢方薬は加味逍遙散(かみしょうようさん)。

加味逍遙散は、乱れた気のバランスや血の巡りをよくして精神不安を改善する漢方薬です。

「漢方薬を飲み始めて、だんだんとイライラや激しい感情の浮き沈みが軽減していきました。自力でなんとかしようとせずに、もっと早く誰かに相談すればよかったです」

夏美さんは職場で孤立することもなくなり、現在はイキイキと働いているそうです。

 

「激しい気分のムラ」に悩むなら漢方薬を試してみて!

「ホルモン補充療法や薬による治療には抵抗がある」

「激しい気分のムラを根本的に解消したい」

そんな方には、心療内科や婦人科でも使われている漢方薬がおすすめです。

更年期になると、女性ホルモンの減少により自律神経が不安定な状態になるため、感情の起伏が激しくなりやすいです。

また、漢方医学では、ホルモンバランスの乱れ以外にもストレスや緊張、過労などが原因で精神状態が不安定になり激しい気分の浮き沈みを引き起こすと考えられています。

漢方薬は心と体のバランスを整え、ホルモンバランスの乱れによるいくつもの症状を根本から改善することを得意としています。

漢方薬は不調の解消とともに根本的な体質改善も目的としているため、激しい気分のムラ以外のイライラやホットフラッシュ、めまいなどの症状も同時に改善できます。

自然の生薬で作られた漢方薬は毎日のむだけで、からだにやさしく作用し、理想的な健康を目指せるでしょう。

<更年期の激しい気分のムラにおすすめの漢方薬>

  • 女神散(にょしんさん):のぼせやめまい、月経不順が気になる方に。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):動悸や不眠、便秘が気になる方に。
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう):月経痛や便秘、のぼせが気になる方に。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

更年期の激しい感情の浮き沈みから抜け出そう!

あなたを悩ます激しい気分のムラは更年期が原因かもしれません。

一人で我慢せずに専門家に相談してみませんか?

漢方薬で心とからだのバランスを整えて、笑顔で更年期を過ごしていきましょう。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト

製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/

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