「ちゅうれんなわ」ではありません。「注連縄」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「注連縄」です。
「注連縄」の読み方は?
「ちゅうれんなわ」と読みたくなるところですが、「注連縄」の読み方は「ちゅうれんなわ」ではありません。まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「しめなわ」です。
「注連縄」とは
神前や神事の場所にけがれが入らないように、張り巡らす縄。
出典元:しめなわ|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「しりくめなわ」「しりくべなわ」とも読みます。「しりくめなわ」は
《端を編んだまま、切らないでおく縄の意》上代、神聖な場所を区切るしるしとして引き渡す縄。のち、神前に引き、また、新年の飾りとする。しめなわ。しりくべなわ。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です(「しりくべなわ」も同義)。
「しめなわ」は「注連縄」のほか「七五三縄・標縄・〆縄」とも書き、「しりくめなわ」は「尻久米縄」とも書きます。
「注」は
- 音読み チュウ
- 訓読み そそ(ぐ)(常用漢字表外)つ(ぐ)・さ(す)
と読み、「連」は
- 音読み レン
- 訓読み つら(なる)・つら(ねる)・つ(れる)(常用漢字表外)しき(りに)
と読みます。いずれも「しめ」とは読めません。
「注連縄」の「注連」の由来は中国にあった「注連(ちゅうれん)」という風習からきているのだとか。
「注連」は、中国の注連(ちゆうれん)の文字を用いたもの。死んだ人の出棺後、家の入り口に清めの水を注いだ縄を連ねて張ったのが注連で、再び死者の霊魂が入らないようにするための習俗でした。
引用元:官報資料版 平成16年1月7日 (日本国官邸. 2022年9月12日閲覧)
この習慣の縄と日本にあった「しめ縄」が似ていたことから「注連」の字が当てられ、定着したとされています。
参考文献
- 「注連」読めますか? 正月に見かけるあの飾りのことです【脳トレ漢字25】 | サライ.jp
- 官報資料版 平成16年1月7日
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