「そとさま」ではありません。「外様」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「外様」です。
「外様」の読み方は?
「そとさま」「がいよう」と読みたくなるところですが、残念ながらそれは不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「とざま」です。
「外様」とは
1 鎌倉幕府以後、将軍の一門または譜代の家臣でないこと。また、そのような武家・大名。
2 組織の中などで、主流でなく、傍流の立場にあること。また、その人。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「ほかざま」「ほかさま」とも読み、この場合は
ほかのほう。よそのほう。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「外様(とざま)」の意味に"鎌倉幕府以後"とあることから、「現代では使われない言葉なのでは?」とも感じましたが、現代では組織や団体に後から参加した個人や集団を比喩的に呼ぶ言葉として「外様」が用いられることがあります。
「外(と)」と読む言葉
「外」の読み方には
- 音読み ガイ・ゲ(常用漢字表外)ウイ
- 訓読み そと・ほか・はず(す)・はず(れる )(常用漢字表外)と
があります。
常用漢字表外ではありますが、「外様」の「外(と)」は「外」の訓読みです。
日常生活で頻出する言葉ではないと思われますが、「外(と)」と読む言葉は他にもあります。
- 外つ国
- 外の面
- 外山
これらはそれぞれ
- とつくに
- とのも
- とやま
と読みます。
聞き馴染みはないかと思いますが、これらの言葉が表す意味は比較的分かりやすいです。
「外つ国」は「外国」「よその国」を表し、「外の面」は「家の外側」「戸外」を表します。
「外山」の意味は
人里に近い低い山。ふもとに近い山。端山。
出典元:とやま|言葉|漢字ペディア
なのでやや捉えにくいかもしれませんが、「外の面」が表す「外」の感覚に近いと考えます。また対義語が「深山(みやま)」であることと併せて捉えると、理解しやすいかと思います。
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