「しょくい」ではありません。「埴生」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「埴生」です。
「埴生」の読み方は?
「植物(しょくぶつ)」などの「植」と同じく、「埴」は音読みで「ショク」と読みます。とはいえ、「埴生」の読み方は「しょくい」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「はにゅう」です。
「埴生」とは
1 埴のある土地。また、埴土。
2 「埴生の小屋」の略。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
なお、山口県西部の地名を表す「埴生」は「はぶ」と読みます。
「はにゅう」という読み方を意外に思われた方もいるかもしれませんが、「埴」は訓読みで「はに」と読みます。
“はに。ねばつち。ねんど。(出典元:埴|漢字一字|漢字ペディア)”という意味をもつ「埴」を用いた言葉に「埴輪」がありますが、この言葉は一度は聞いたことがあるはずです。「埴輪」の意味は
古墳の周囲に並べた素焼きの土器。円筒埴輪と人・馬・器物などをかたどった形象埴輪がある。
出典元:※
です。「埴輪」は「はにわ」と読みます。一般的にひらがなで表されることが多い「はにわ」ですが、漢字では「埴輪」と書きます。
では「埴猪口」はなんと読む!?
「埴」がつく言葉で、やや独特な読み方をする言葉に「埴猪口」が挙げられます。「埴猪口」の「埴」の読みは「ショク」でも「はに」でもありません。
「埴猪口」は
未熟な人や役に立たない人をあざけっていう語。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
正解は……
「へなちょこ」です。
「どこから『へな』がきたの!?」と戸惑いますが、出典元には「埴猪口」は“へな土でつくった猪口の意”とあります。
「へな土」は漢字で「粘土/埴土」と表され、意味は「へな(粘=土/埴)」と同じく、“粘土。また、水底にたまった粘土を多く含んだ黒い土。(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”です。
「へな土」は質の悪い土を表す言葉です。「埴」にも「粘」にも「へな」という読みがあるわけではありませんが、「『へな土』でできた粗末なさかずき」を「埴猪口」と呼び、そこから“未熟な人や役に立たない人をあざけっていう語”となった、というわけです。
※ はにわ|言葉|漢字ペディア
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