太りやすい更年期、50歳女性の「正月太り」を元に戻した方法とは? 同級生から「貫禄あるね!」と笑われショック……

楽しい年末年始を過ごした後、「おなか周りの脂肪が気になる」「急に体重が増えてしまった」などと悩むことはありませんか?

日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性によくあるお悩みのひとつに「体重増加」があります。

とくに、年末年始は食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、冷えで正月太りしやすい時期です。

今回は、更年期女性の正月太りを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

「年末年始は多少太るもの」とたかを括っていたけれど……

千秋さん(50歳)は、この年末年始に太ったことが気になっていました。

「クリスマスから始まり、大晦日、お正月と友人や親戚と集まってパーティ三昧で……食べ過ぎ飲み過ぎに加えて、運動不足ですっかりぽっちゃり体型になってしまいました」

入浴時に鏡を見ると、崩れた体型にうんざりするという千秋さん。

「さすがに太ったな……マズイかも」

と反省するものの、お正月休みが終わればそのうち戻るだろうと楽観的に考えていました。

 

「貫禄あるね!」久々に会った同級生からの言葉に撃沈

お正月に帰省し、家族で初詣に出かけた時、衝撃的な出来事が起きました。

「地元の神社で、中学時代の友人にばったり出会ったんです。懐かしさに嬉しくて思わず声をかけたのですが……」

相手は千秋さんを見て怪訝な顔。

名前を名乗ってやっと千秋さんとわかったそうです。

「誰かと思った! ずいぶん貫禄がでたわね」

と友人に笑いながらいじられてしまった千秋さん。

「私だと気付いてもらえないなんて……年末年始に食べ過ぎたと心底、後悔しました」

友人には笑顔で話をしながら、千秋さんは内心大きなショックをうけて落ち込んでしまいました。

 

更年期になると「正月太り」が加速しやすい

「どうにかして体型を戻したい」

と考えた千秋さんは、ダイエットに力を入れている漢方薬局のカウンセリングを受けてみることにしました。

「脂肪燃焼を促す女性ホルモンが減少する更年期は、一度ついた脂肪が落ちにくくなります。さらに、年末年始は食べ過ぎや生活リズムの乱れなどで太ったと悩む女性が多くいますよ」

と薬剤師から説明を受けて、漢方でバランスを整えていくことになりました。

処方された漢方薬は、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)。

防風通聖散は、からだにたまった不要物を外へ排出して脂肪代謝を改善し、肥満の改善が期待できる漢方薬です。

「私が太ったのは、年末年始の食べ過ぎだけでなく更年期も原因だったと知って驚きました。漢方と薬局で教えてもらった運動や食事法で、無理なくダイエットできて嬉しいです」

 

▶後編 このほかにも「お正月太り」におすすめの漢方がある!その内容とは

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク