コロナ後遺症「みんな疲れてる!コロナのせいにするな」理解されない苦しみを解決した方法とは?

新型コロナウイルス(以下、コロナ)に感染後、回復したはずなのに「だるさが続く」「頭がぼんやりして集中できない」といった悩みがありませんか?

WHO(世界保健機関)では、コロナ後遺症を「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2か月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの」と定義しています。

代表的な症状には、倦怠感や集中力の低下、咳、頭痛、睡眠障害、嗅覚や味覚障害などがあります。

今回は、コロナ感染後に起こる後遺症のひとつである「倦怠感」「集中力の低下」の改善法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

コロナ感染後に続く「集中力の低下」

はるみさん(53歳)は、コロナ感染から続く、だるさや集中力の低下などの不調に悩まされています。

「去年の秋にコロナに感染し完治してもう2か月ほどたちますが、体調不良が続いています。とくに、だるさと頭がぼーっとして集中力が続かないのがつらくて……」

事務員として働くはるみさんですが、仕事中も集中力が続かずミスが増えてしまいました。

「病み上がりだからしかたない」

と最初は職場の人も慰めたり、励ましてくれていたそうです。

 

「コロナを言い訳にするな!」と叱責される

はるみさんのだるさや集中力の低下は、一向に改善しませんでした。

「いつまでもコロナを言い訳にするんじゃないよ!」

あまりに仕事が遅くミスが続いたため、ある日上司に激しく叱られてしまったそうです。

「ずっと続くだるさや集中力の低下とコロナが関係あるのかわかりませんでしたが、明らかにコロナ感染をきっかけに体調がおかしくなってしまって……」

はるみさんはこのままにしておくのが怖くなり、コロナ感染時に受診した病院に相談に行くことにしました。

 

コロナ後遺症にはさまざまな症状がある

はるみさんの話を医師は親身になって聞いてくれたそうです。

「コロナの後遺症にはいろいろな症状があります。はるみさんのように倦怠感が続いたり、頭がぼーっとして集中力が低下したりするケースも多いですよ」

コロナに罹った後、2か月以上体調不良が続くはるみさんは、コロナ後遺症の可能性が高いと医師に言われたそうです。

「漢方でバランスを整えていきましょう」

医師から、人参養栄湯(にんじんようえいとう)という漢方薬が処方されました。

人参養栄湯は気血を補い、倦怠感や、集中力や意欲の低下の改善が期待できる漢方薬です。

「自分の症状がやはりコロナの後遺症だとわかって、ほっとしました。漢方をのみ始めてまずだるさが軽減してきて、だんだんと仕事への集中力も回復してきました」

 

▶【後編】コロナ後遺症かも?と思ったら、他にどんな漢方がオススメ?

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