海の豚ってナニ!?「海豚」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「海豚」です。
「海豚」の読み方は?
「海」も「豚」も日常生活でよく見かける漢字ではありますが、「海豚」の読み方は「うみぶた」ではありません。「海豚」はある哺乳類の名前を表しています。
「海豚」を辞書で引くとこのように記載されています(クイズの答えを〇〇で置き換えています)。
クジラ目の哺乳類のうち、小形のハクジラ類の総称。体長1~5メートル、体形は紡錘状、口の先がくちばし状で、背びれのあるものが多い。マ〇〇〇・カマ〇〇〇・バンドウ〇〇〇など大部分が海洋性であるが、カワ〇〇〇など淡水にすむものもある。多くは群れをなして泳ぎ、魚類を主食とする。知能が高い。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
水族館のショーでお馴染みのあの動物です。
正解は……
「イルカ」です。
イルカを表す「海豚」は漢名からきています。漢名とは中国での名称を指します。そして現在でも、イルカを中国語に翻訳すると「海豚(Hǎitún)」です。読み方こそ異なりますが、表す漢字は同じです。
『大漢和辞典』を発行する大修館書店が運営するウェブサイト漢字文化資料館によると、『大漢和辞典』に引用された16世紀の中国の百科事典に、イルカの形は豚に似ている、という記述があるのだとか。
では「河豚」はなんと読む!?
もちろん「かわぶた」ではありません。
「河豚」はある魚を表す漢字です。その魚の異名には「かとん」という読み方があります。ですが「かとん」とあってもどんな魚を表すのかは思い浮かべにくいですよね。
「河豚」を辞書で引くとこのように記載されています(クイズの答えを〇〇で置き換えています)。
〇〇目〇〇科の魚の総称。海産のものが多い。体はふつう太っていて腹びれがなく、体表にとげ状のうろこをもつものや、うろこのないものがある。口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よく水を飲んで体を膨らませる。多くは内臓に毒をもつ。肉は淡白で美味。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
食用でありながら内臓に毒をもち、体を膨らませる魚といえば……?
正解は……
「フグ」です。
「豚」の前に「海」と書くか「河」と書くかで、生き物の名前が変わってしまうのは面白いですね。
参考文献:イルカはなぜ「海豚」と書くのですか?|漢字文化資料館
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