「つりか」と読みたくなりますが……「釣果」の読み方、知っていますか?

2023.07.13 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「釣果」です。

「釣果」の読み方は?

「釣」がつく代表的な言葉といえば、「釣り」なのではないでしょうか。その親しみのある読み方から、思わず「つりか」と読みたくなるところですが、「釣果」の読み方は「つりか」ではありません(国語辞典『精選版 日本国語大辞典』には「つりか」も掲載されていますが、「つりか」という読み方は一般的ではありません)。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「ちょうか」です。

「釣果」とは

釣りの獲物。釣れた魚の量。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味です。

「釣」は

  • 音読み チョウ
  • 訓読み つる

と読みます。

なぜ「果」という漢字を用いるのでしょうか。

「果実(かじつ)」や「青果(せいか)」など、くだものや草木の実を表す印象のある「果」ですが、他にも以下の意味があります。

①くだもの。草木の実。
②はたす。成し遂げる。おおせる。
③はて。できばえ。
④思いきってする。思いきりがいい。
⑤はたして。思ったとおり。
⑥原因があって生ずるもの。むくい。
⑦はか。物事の進みぐあい。

出典元:果|漢字一字|漢字ペディア

「釣果」の「果」が表しているのは③の“はて。できばえ”です。

音読み「チョウ」と読む言葉

「釣果」の他に「釣竿(チョウカン)」「漁釣(ギョチョウ)」「垂釣(スイチョウ)」「釣鉤(チョウコウ)」があげられます。

「釣竿」は「つりざお」とも読みます。「チョウカン」とも「つりざお」とも読めますが、いずれも魚を釣るのに用いる竿を意味します。

「漁釣」は「漁」の字から察しがつくかもしれませんが、魚を釣ることを表します。「釣魚(チョウギョ)」と表すこともできます。

「垂釣」は「釣針を垂れて魚をつること」、すなわち「つり」を表します。

「釣鉤」は「釣り針」のことです。「鉤」という字には

①かぎ。物をひっかけたりとめたりする、先の曲がった金属製の道具。つりばり。
②かける。ひっかける。
③おびどめ。
④まがる。まげる。かがむ。

出典元:鉤|漢字一字|漢字ペディア

という意味があります。

 

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