「しゅうぼ」ではありません。「衆寡」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「衆寡」です。
「衆寡」の読み方は?
「衆寡」の「寡」はどことなく「募集」の「募」に形が似ているように感じられますが、「衆寡」を「しゅうぼ」と読むのは間違いです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「しゅうか」です。
「衆寡」とは
多いことと少ないこと。多数と少数。
出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「寡」という漢字には
①すくない。
②ひとり者。やもめ。つれあいをなくした人。
③力や徳が少ない。また、自分や自分の主君を謙遜(ケンソン)していう語。出典:寡|漢字一字|漢字ペディア
という意味を持ちます。①の意味の「寡」の対義語として「多・衆」があげられます。
形が似ているように感じられた「寡」と「募」ですが、部首や成り立ちは違うものでした。
「寡」という漢字は部首が「宀(うかんむり)」で「宀」と音符夏(カ)(「寡」の「宀」を除いた部分は「夏」が変わった形)から成り立ちます。一方「募」の部首は「力」で、「力」と音符「莫(ボ、モ)」から成り立っています。
「寡」は音読みで「カ」、訓読みはいずれも常用漢字表に認められていないため、日常的に見かける機会は少ないかと思いますが、「すく(ない)・やもめ」と読みます。
なお、あまり聞き馴染みのない「やもめ」という表現は上記②にもある通り、つれあいをなくした人を表します。一般に「やもめ」が表すのは夫をなくした女性であり、「寡」や「寡婦」の字が当てられます。妻をなくした男性は「やもお」と呼び、「鰥」の字が当てられます。
一方で、男女双方を「やもめ」と表すこともあるため、妻をなくした男性を「やもめ」と呼んだり、「おとこやもめ」と呼ぶこともあります。
参考文献
- 寡|漢字一字|漢字ペディア
- 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版
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