「ひとはき」ではありません。「一瀉」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「一瀉」です。
「一瀉」の読み方は?
「瀉」という漢字は、どこかで見たことありそうでないような、そんな印象を受ける漢字です。なお、一般的に「一瀉」だけで表されることはあまりなく、「一瀉千里」という四字熟語の形で表されることがほとんどです。
「瀉」は以下の意味を持ちます。
①そそぐ。水をそそぎ流す。流れ出る。
②はく。食べ物をはきだす。くだる。くだす。
③しおつち。塩分をふくんだ土。出典:瀉|漢字一字|漢字ペディア
とはいえ、「一瀉」の読み方は「ひとはき」ではありませんよ。
正解は……
「いっしゃ」です。
「瀉」の読み方は
- 音読み シャ
- 訓読み そそ(ぐ)・は(く)・くだ(す)・しおつち
です。
冒頭で紹介した四字熟語「一瀉千里」は以下の意味を表します。
《川の水が一度流れだすと、またたく間に千里も流れる意から》
1 物事が速やかにはかどり進むこと。
2 文章や弁舌のよどみないことのたとえ。出典:小学館 デジタル大辞泉
例文には「仕事を一瀉千里に片付ける」「一瀉千里に物語る」などがあげられます。日常的によく耳にする表現、というわけではありませんが、類語表現には「軽快」「迅速」「急ピッチ」「矢の如し」など身近な表現が多く、使える場面は意外に多いと思われます。機会があればぜひ使ってみてほしい言葉です。
ちなみに、類語表現「一気呵成」の読み方はわかりますか?
私はかつて「一気呵成」を「いっきあせい」、「呵」の部分を「あ」と読んでしまいましたが、これは間違い。
「一気呵成」の読み方は「いっきかせい」です。
「一気呵成」は
《「呵」は息を吹きかける意》ひといきに文章を書き上げること。また、ひといきに物事を成し遂げること。
出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
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