生きるのに精一杯だった55歳が公務員に! 転職したら「夢の海外旅行も実現できる」かも。今後は自分のためにお金と時間を使いたい
日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。
ライター野添ちかこがオトナサローネ読者にインタビューを行い、リアルな女性の人生をお届けする本シリーズ。今回は母子家庭を支えてきたK美さんが、負担の多い職場から転職を決め、「自分らしい人生」をめざす体験談をご紹介します。
◾️K美さん
近畿地方在住の55歳、28歳の息子と2人暮らし。29歳で離婚後、31歳で貿易会社に入社。事務の仕事をしながら母子家庭で息子を育て上げる。
【私を変える小さなトライ#22】後編
負担が大きかった貿易会社の事務から、非常勤の公務員へ
私は小さな会社で貿易事務の仕事をしていましたが、今の社長よりも社歴が長く、先代の社長時代から働いている古株でした。
事務職のはずなのに、経理はもちろん、大口の外為送金や資金繰りまで任され、気の休まる暇がありませんでした。父の葬儀の最中でさえ、業務の電話がかかってくるほどでした。
小さな会社とはいえ、海外への送金額は1000万円規模。私が辞めると会社の経理を理解している人がいなくなるのではと気がかりでしたが、元同僚に相談すると、「余計なことは考えちゃダメよ」と背中を押してもらえました。
新しく決まった仕事は非正規ですが、公務員としての雇用形態なので、年間20日の有給休暇が保証されており、勤務時間もきっちり管理されています。給与はこれまでの半分ほどになってしまいますが、体調が優れない私にとっては、無理をせず働ける環境のほうが大切だと感じています。
年齢・学歴不問の仕事で、一年契約ですが、10年以上続けている人もいるそうです。50代のシングル女性にとって、安定して働ける良い選択肢ではないかと思っています。
「窓口業務を希望」で、倍率3・8倍の試験を無事、突破 次ページ
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