「もう私は涙なんか見せない」カウンセラーから教わった方法で、説教モラハラ夫の支配は崩れていった

2025.08.02 LIFE

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。

今回ご紹介しているKさんは、深夜まで続く説教に疲弊し、涙を見せることすら許されない生活を長く続けてきました。そんな生活の中で、Kさんが見つけた突破点とは?

前編「妻の涙は、彼にとって“支配の証”。夜中2時の説教、モラハラ夫に怯えていた私が、変わり始めた日」続く後編です。

※個人が特定されないよう設定を変えてあります

※写真はイメージです

終わらない説教に疲弊する日々

Kさんが夜中に説教を受けていたある日、ふと時計を見ると、またしても午前2時を回っていました。ようやく解放されて布団に入っても、夫の怒鳴り声が頭の中でぐるぐると鳴り響き、眠ることができません。

「私、いつまでこんなことを続けなきゃいけないんだろう……」

そんなことを考えながら、目を閉じることもできないまま、朝を迎えました。

 

「そんな夜が何度もありました。娘のお弁当を作りながら、悔しさと疲れがこみ上げて、思わず泣きたくなる日もありました。でも、夫に泣いていることがバレてはいけないのです。『女は泣けば済むと思っているんだろ』『泣いても何しても、お前の間違いは絶対に認めさせる』と、さらに興奮させてしまうのがわかっていたので……」

そう、Kさんはこの時点ですでにうっすらと感じていたのです。モラハラ夫のエネルギー源のひとつはは、まさに妻の「涙」。Kさんは少しずつ感情を表に出すのをやめ、反応を減らすようになっていきました。

 

ある日、勇気を出して 次ページ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク