「離婚=失敗」と思い込む女性たちへ。 完璧主義がモラハラを終わらせられない本当の理由
会社では、冷静で頼られる管理職。でも、家に帰ると夫の言葉に怯えてしまう。そんなHさんが抱えていたのは、これまでの人生で培った“完璧であること”への呪縛でした。「努力すれば報われる」と信じてきた彼女が、それでも離婚を選べなかった理由。その先に、心を取り戻すための静かな決断がありました。
前編「『どうして離婚しないの?』アラフォーバリキャリ女性、夫のモラハラに苦しみ、それでも一緒に居続けるこれだけの理由」に続く後編です。完璧主義から脱却し、心を取り戻すまで
完璧主義な人は一見、自己肯定感が高く、自信があるように見えます。しかし、その強さがいつの間にか檻になり、「失敗してはいけない」という思いが、壊れた関係の中に自分を閉じ込めてしまうことがあります。Hさんは今も、その檻の中でもがきながら、どう生きるかを考え続けています。
Hさんが自分の心に素直になれたのは、昼休みに同僚から「最近、少し疲れてない?」と声をかけられたことがきっかけでした。ためらいながらも、ついに夫のことを話し出しました。もう、一人で抱えていることができないくらい、追い詰められていたのです。
夫が在宅で仕事をするようになってから、家の中が常に張りつめていること。 怒鳴られないのに気を使い続けていること。そして、離婚を考えながらも踏み出せないことなど……。話していると、今までの思いが涙となって溢れてきました。同僚は静かに話を聞きながら、Hさんの肩にそっと手を置き言いました。
「離婚を決めるって勇気のいることだけど、あなたが決心したらその勇気を私は尊敬する」
その言葉を聞いたとき、自分は人の目ばかり気にして、自分の心を後回しにしていたとやっと気づくことができたのです。
心を取り戻したHさんに起きた変化3つ
Hさんは完璧主義から抜け出した時に、心の中で3つの変化が起きました。
① 「正解で生きる」から「納得で生きる」へ
他人にどう見られるかより、「自分がどう感じるか」を基準にし始めました。“間違いのない選択”ではなく、“自分を大切にできる選択”に目が向いたのです。
② 「努力」ではなく「手放す勇気」を学ぶ
何とかしようと頑張るより、できないことを認めて距離を取ることが成長だと気づきました。頑張らないことも、自分を守る一つの方法だと理解したのです。
③ 「結果」ではなく「感情」に正直に
他人の評価より、自分の気持ちを尊重するようになりました。泣く、疲れる、怖い、そうした感情を無視せず、自分の感情に素直になっていいと思えるようになったのです。
Hさんは、「完璧でいよう」とすることが自分を守る方法ではなく、自分を縛りつける生き方だったと気づきました。ずっと「離婚をしたら恥ずかしい」と思っていましたが、「このまま自分の心に嘘をついて生きることが悲しい」そう思えた瞬間、彼女の中で、長く続いた“恐れの支配”が静かに消えて行ったのです。
その日をきっかけに、夫の顔色を窺うこともなく、夫の無言の圧力も気にしないようになりました。
夫に怯えず自分のリズムで生活するようになり、リビングのテレビもつけます。帰宅恐怖症は、なくなりつつあります。
「驚くことに、私が自由に振る舞うようになったら、夫はだんだん私に気をつかうようになってきたのです」
Hさんは着々と離婚への準備を進めつつ、しかし夫の変化を観察しながら、離婚の時期を決めようと思っていると語ってくれました。
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※本人が特定できないよう設定を変えてあります
※写真はイメージです
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